5回横浜DeNA無死三塁、フォードの適時打で三走森敬が同点の生還=東京ドーム

◆横浜DeNA3−2巨人(東京ドーム)

 横浜DeNAの若き力が電光石火で流れを変えた。

 五回。打順が1番から7番に下がった先頭梶原が戸郷のフォークボールをうまく拾い、右前打で出塁。続く森敬が「とにかく走者を進めることを意識した結果、外野の間を抜けてくれた」と3球目の直球を右中間に運び、快足飛ばして1点差に詰め、直後フォードの中前で追い付いた。2点目を取られた直後の攻撃だっただけに、価値ある攻撃だった。

 森敬にとっては汚名返上の一打だ。初回2死一、二塁でヘルナンデスの遊ゴロを悪送球し、先制点を献上していた。前日20日の第5戦では巨人の遊撃・門脇が好プレーを連発。虎の子1点を守った巨人の中で光り輝いていた。

 森敬は門脇のプレーについて、「あまり人と比べないけど、あれはうまいなと思った。しっかり練習して、勝負所でああいうプレーができるのは素晴らしい」とライバルの好プレーが背番号6の闘志をたきつけていた。若き力が流れを変えた電光石火の攻撃がチームに明かりをともした。