全粒粉はどれくらい摂取するのが良い? 病気での死亡率を低下させたと研究結果も

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全粒粉は1日に90gの摂取で、冠動脈疾患や糖尿病などの死亡率を低下させたという研究結果があるそうです。どうやって日常に取り入れるかなど、おすすめを管理栄養士の鈴木さんに詳しく教えてもらいました。

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監修管理栄養士:
鈴木 ともみ(管理栄養士)

栄養士養成短期大学を卒業後、病院や特別養護施設などで栄養管理に従事。現在は、特定保健指導や栄養相談に携わっている。

編集部

全粒粉にはどんな種類がありますか?

鈴木さん

全粒粉100%のもののほかに、強力粉を加えてあるパン用、薄力粉を加えてあるお菓子用など用途別にさまざまな種類が販売されています。配合によって食感や、風味が違いますので好みに合わせて選ぶと良いでしょう。全粒粉の含有量が多いものを選ぶと、栄養素が多く含まれているのでおすすめです。

編集部

どれくらい摂取するのが良いのでしょうか?

鈴木さん

1日に90g(全粒粉パン3切れ・全粒粉シリアル90g相当)の全粒粉の摂取で、冠動脈疾患や心血管疾患、糖尿病などの死亡率を低下させたという研究結果があります。まずは日々の食事の中で全粒粉を使ったものを取り入れてみましょう。

編集部

どのように取り入れたら良いでしょうか?

鈴木さん

普段使っている小麦粉の代わりに、全粒粉を使ってみるのも良いでしょう。料理をするのはちょっと苦手という方は、コンビニやスーパーを見てみると全粒粉入りの商品が増えてきて手軽に購入できるので試しに食べてみてはいかがでしょうか。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

鈴木さん

食習慣を少し変えるだけで、生活習慣病などさまざまな病気の予防につながります。ご自身の体調や気分に合わせて全粒粉を日々の生活に取り入れてみてください。

※この記事はMedical DOCにて【「全粒粉」は体に良い? 悪い? 健康効果やダイエットへの影響を管理栄養士に聞く】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。