スガキヤの二郎系ラーメン「スガ・ジロー」、本気でうまかったので急いで食べに行ったほうがいいぞ

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こんばんは、Togetterオリジナル編集部のToge松です。岐阜県民です。

【記事】「寿がきや」の跡地に「スガキヤ」ができる街…名古屋民はなぜ「スガキヤ」を愛しているのか

先週、東海地方が誇るラーメンチェーン「スガキヤ」のX(Twitter)公式アカウント(@sugakicosystems)で、気になる情報を見つけた。

スガキヤ史上初となる二郎系ラーメン「スガ・ジローラーメン」(780円税込)を10月10日から期間限定で販売したという。

愛知県岡崎市にあるラーメン店「キブサチ」とのコラボらしい

スガキヤといえば「和風とんこつスープ」が代名詞。いわゆる二郎系ラーメンとは味の方向性が全く違うので、「スガキヤがどこまで味を再現できるんだろう?」とイマイチ想像できない。

気になって仕方がないので、週末にスガキヤへ食べに行ってきた。

スガキヤがつくる二郎系ラーメンとは

家から最も近くにあるスガキヤは、「ラスパ御嵩」という地元のショッピングモールのフードコートにある。

訪れたのは土曜日の正午過ぎ。フードコートは他にもいろいろなお店が入っているが、スガキヤだけ行列ができていた。

「もしやスガ・ジローの影響か!?」と思ったが、他のお客さんは通常メニューを頼んでいたので、これがいつもの光景かもしれない。さすが地元に愛されしスガキヤ

週末の正午帯に来たことがなかったので行列にビビった

私も最後尾に並び、「スガ・ジローラーメン肉マシ」(980円税込)を注文した。野菜やアブラなど「〇〇マシ」といった大盛りは不可で、チャーシューのみ「肉マシ」という別メニューで対応しているようだ。

注文したあと呼び出しベルを受け取り、フードコートの自分の席で待っていると、10分ほどでベルが鳴った。

いよいよラーメンとご対面だ。

周囲でベルが鳴るので「自分のか!?」とソワソワする

見た目からスガキヤっぽくない「スガ・ジロー」

「スガ・ジローラーメン肉マシ」は本当にスガキヤか!?と思うほど、いつものスガキヤのラーメンと違うビジュアルだった。

スガ・ジローラーメン肉マシ 980円。刻みニンニクは別皿で付いている

おなじみの白濁ではなく濃厚そうな褐色のスープ、大ぶりで肉厚そうなチャーシュー、こんもりと盛られた野菜(キャベツともやし)、さらに上にはアブラこと豚の脂身…。

見た目は完全に二郎系ラーメンのそれである。

参考にいつも食べているラーメンを

どんぶりのロゴとラーメンフォークがなかったら、スガキヤとは気づかないかもしれない。通常メニューをアレンジしたものではなく、完全に特別仕様のラーメンであることにビックリした。

二郎系の中にある「スガキヤらしさ」

さっそく食べてみよう。箸で麺をたぐってみると、麺も通常メニューとは違って二郎系ラーメンらしい平打ちの極太麺だった。

ズズッとすすってみると、しっかりと歯ごたえがあって二郎系ラーメンを食べている満足感がある。

ワシワシの食感

さらに驚いたのはスープだ。動物系のコクがしっかりと感じられる濃厚な味わいで、醤油の風味も効いている。いつものスガキヤのスープとは方向性が全然違っていた。

にも関わらず、「私はスガキヤのスープを飲んでいる」とハッキリと自覚することができた。

脂が浮いているほどこってり濃厚なスープ

おそらくスガキヤ特有の「和風とんこつスープ」で欠かせない「和風」要素、つまり魚介系のダシがアクセントになっているからだろう。

以前、記事の中で「スガキヤのアイデンティティの半分近くはスープにある」と書いた記憶があるが、今回スガ・ジローを食べたことで、答え合わせができた気分だ。

具材のチャーシューや野菜も食べごたえ十分。フードコートにいることを忘れるレベルで夢中になってラーメンをむさぼる40代男性がそこにはいた。

いかにもジューシーで美味しそうなチャーシュー
野菜もたっぷり

スガキヤのレギュラーメニューになってくれたら…」と思うくらいクオリティが高い、今回の「スガ・ジローラーメン」。

スガキヤのX公式によると一時は多くの店舗で品切れとなり、10月15日頃から再販となった模様。とはいえ、再販分も人気のため完売必至のようなので、気になる人は早めにスガキヤへ行ったほうが良さそうだ。

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