練習に参加したC大阪・香川

写真拡大

 J1C大阪の香川真司が15日、磐田戦(19日、ヨドコウ桜スタジアム)に向けたトレーニング後に取材に応じ、今季限りで退任する小菊昭雄監督に対して「しっかりといい形で、小菊さんのチームとして終わりたいし、27年間、選手のためにやって来られたので、ふさわしい形で送り出せたら」と恩師に有終のシーズンを誓った。

 小菊監督がスカウトだった時に見いだされてC大阪入り。欧州リーグ挑戦、日本代表への道が開けた。「プロに入れたのもスカウトしてくれた小菊さんのおかげ。そこに対する気持ちは常に持ち続けている」と感謝は尽きない。

 8月24日・横浜M戦で左肘を脱臼して以来、欠場が続いているが「患部はもう大丈夫。(多少の接触プレーも)問題ない」と復帰へGOサインを出した。磐田戦へ「相手は降格争いの中で、絶対に勝たなきゃいけない状況。必死にやってくるだろうし、でも僕たちはホームでできる。いいスタートを切れば自分たちの望む結果が手に入れられる」と一戦必勝で挑む。

 小菊監督は「とにかく最後の5試合、1試合1試合勝っていく。トップ5に入ることでACL2も見えてくる、他力になるが、可能性がある以上はそこを目指してやりたい」と表情を引き締めた。