競合他社の買収に関心ない─ステランティス会長=報道

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[パリ 14日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスのジョン・エルカン会長は14日、AFP通信のインタビューに応じ、フランスの同業ルノーとの合併がうわさされる中、競合他社との合併や他社の買収は考えていないと明言した。

エルカン氏は「当社は株主、取締役会、最高経営責任者(CEO)、経営陣の各レベルで事業に集中している」と強調、事業の強化から逸脱する可能性のあるシナリオは想定していないと付け加えた。

その上で「ステランティスは競争力のある規模を確保していると考えている」と述べた。

同氏はステランティスの会長であると同時に、イタリアのアニェッリ家の投資会社エクソールを通じて同社の筆頭株主でもある。

ステランティスのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は今月、ルノーとの合併のうわさは「単なる憶測だ」と述べた。同氏は14日、不採算ブランドの売却の可能性は排除しなかったが、中国の競合他社からの買収の申し出を拒否したと明らかにした。