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 ◇セCSファーストS第2戦  DeNA−阪神(2024年10月13日 甲子園)

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は13日、セ・パ両リーグでファーストステージ第2戦が行われた。セ・リーグはリーグ3位のDeNAと同2位の阪神が対戦。3−1で制した12日の第1戦に続き2連勝とし、17年以来7年ぶり3度目のファイナルステージ進出を決めた。連勝でのファーストステージ突破は球団史上初となった。

 ジャクソンは初回、先頭の近本、続く中野を空振り三振に倒したものの、2死走者なしで3番・森下に直球を左翼席へと運ばれ先制点を献上した。

 それでも直後の2回に打線が奮起。先頭の宮崎から3連打で無死満塁の好機とすると、続く8番・戸柱が直球を中前にはじき返し、走者一掃の適時二塁打。なおも2死三塁で牧が中前適時打とし、リードを広げた。

 援護をもらったジャクソンは粘りの投球を披露。5回は2死一、二塁と得点圏に走者を置いたものの、阪神の4番・大山を三振に斬り窮地を脱した。6回もマウンドに上がったが、2死から坂本に四球を与えたところで三浦監督が動き、交代となった。6回途中1失点9奪三振の好投だった。

 さらに7回、再び打線に火が付いた。代打で打席に立ったフォードが阪神2番手・村上の直球を右翼席に運び、チームに貴重な追加点をもたらすと、なおも無死一、二塁の好機で佐野が右へ豪快な3ランをマーク。1イニング2本塁打で甲子園に集う虎党を沈黙させた。勢いは止まらず、2死一、二塁で戸柱が左へ適時二塁打を放つなどこの回打者一巡の猛攻。一挙6得点でさらにリードを広げた。

 ▼戸柱恭孝 勝つことが一番だと思っていた。みんなの流れに乗れたと思います。これだけ横浜からファンの方が来てくれた。横浜スタジアムのような声援を送ってくださった。なんとか期待に応えられてよかった。勝つことだけを考えて皆さんと一緒に頑張っていきたい。