（出典：RIIZE SNS）

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　韓国のボーイズグループRIIZE（ライズ）のメンバースンハン（21）が、約10カ月ぶりに活動復帰することが、所属事務所のSMエンターテインメント（以下、SM）から発表された。しかし、ファンの間では復帰についての賛否が巻き起こっている。

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　スンハンは2023年9月、RIIZEメンバーとしてデビュー。しかし間もなく、デビュー前の姿と思われるプライベート写真が、SNSで拡散されたり、未成年当時に路上喫煙している動画などが流出したりと、物議を醸した。その後、SMから無期限活動休止が発表されていた。

　その後スンハンの活動復帰が伝えられたが、現地ファンの反応は概ね冷ややかなものだった。ファンの間では「今のRIIZEは、スンハンを巡る問題後、残った6人が努力して作り上げたもの」という声が多かった。

　復帰に強い憤りを感じた一部のファンは、発表からわずか数時間後、SMの社屋前へ葬儀用花輪を送り、反対デモを開始。社屋前はまるで大物が亡くなったかのように花輪がズラリと並んだ。またSNSでは「#RIIZE_is_6」「#여섯명이서_달려온길_무임승차는꺼져（6人で走ってきた 無賃乗車は消えて）」「#RIIZE_6인으로_존재해（RIIZEは6人で存在する）」「#홍승한_아웃（ホン・スンハン アウト）」などのハッシュタグを添えた抗議も広まっている。

　復帰発表から2日後の13日、メンバーのウォンビン（22）が韓国のファンコミュニティープラットフォーム「Weverse（ウィバース）」に、スンハン復帰に関するメッセージを投稿した。

　ウォンビンは「このメッセージが出たらBRIIZE（ブリズ：ファン名称）がどんな思いをするか、不安だし心配になる」「僕らメンバーの反応がなかったら、混乱しつらいだろうと思い、メンバーと話したことを、まとめて書いてみる」と前置き。「スンハンが戻って来るのか来ないのか。なぜもっと早く、確実な返事がもらえないのか、そんな思いをBRIIZEは、当然抱えていたと思う」「僕らもメンバーと一緒に考えて考えて、深く悩んだことはわかってほしい」と伝えた。

　また「いつも幸せにしてあげたいのに、それができなかったようでごめん。この言葉が、BRIIZEの不安を完全に拭うことはできないけど、混乱している心の慰めに少しでもなってほしい」と謝罪も。「これからもRIIZEは、BRIIZEの誇りになれるよう、変わらず努力することを約束する」と締めた。

　しかしファンは、ウォンビンが文章内で使用した省略記号を巡り、メッセージは「誰かが代筆したのでは？」という疑問を投げかけているという。ウォンビンが所持しているスマートフォンが、サムスンのGalaxyであることはファンの間で知られており、文章内で使われていた記号は、iPhoneのスマート句読点機能でのみ使える記号だったため、疑惑が浮上した形だ（文章はすでに修正済み）。さらに、ウォンビンがこれまで投稿したWeverseの文章は、段落の間隔を空けないスタイルで、今回のメッセージのみが違った手法であることも、ファンの疑いを深める結果となっているようだ。

　スンハン復帰の賛否に加え、新たな火種が増えてしまった。

（よろず～ニュース・椎　美雪）