実戦形式の練習で登板したソフトバンク・和田毅は左足の付け根を気にするしぐさを見せて緊急降板した(カメラ・田中昌宏)

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 ソフトバンク・和田毅投手のポストシーズン登板が13日、絶望となった。みずほペイペイで行われた全体練習でシムゲーム(実戦形式での対戦)に登板。1人目の正木に3球目を左前打を浴び、2人目・牧原大には初球で中飛に打ち取った直後、左足の付け根を気にするしぐさを見せて、そのまま緊急降板した。

 10月1日のオリックス戦(みずほペイペイ)で痛めた“古傷”の再発。小久保裕紀監督は「前と同じところなので、厳しいかもですね、今年はね」とポストシーズンの登板が絶望となったと説明。「彼がCSに向けて『チャレンジしたい』ということだった。本人の意思があったんで。やってしまったものは…。後は治すしかないのでね」と来季に向けて治療に専念するよう求めた。

 43歳左腕本人は「何も話せることがないので、今は。すいません」と言葉少なに球場を去った。