DeNA 下剋上へ!敵地で阪神に勝利してCSファイナルに王手!オースティンの2点適時打&6投手のリレー

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DeNA・オースティン(C)SANKEI

<2024年10月12日(土)クライマックス・シリーズ セ・リーグ・ファーストステージ第1戦 阪神 対 DeNA @甲子園球場>

DeNAが下剋上へ、まず第一歩を印した。

阪神対DeNAのCSファーストステージ第1戦は、DeNAが3回に1点を先制すると7回にはオースティンに2点適時二塁打が飛び出し、6投手のリレーでこのリードを守り切った。第2戦も13日に同じく甲子園球場で行われる。

DeNA打線は初回から阪神先発・才木を攻め立てた。1死後、牧の中前打を皮切りに満塁の好機を作ったが、宮崎、桑原が内野飛球を打ち上げて逸機。

2回は先頭森が中前打で出塁するも内野ゴロ併殺打で得点できない。その裏、先発のエース東が1死一・二塁のピンチを招きながら何とか無失点で切り抜けると、再び3回に満塁の先制機がやってきた。

1死満塁から桑原の遊ゴロの間に三塁走者・牧が生還してようやく1点を奪った。

再三の好機をものにできず、嫌なムードが漂い始めていただけに大きな先制点となった。しかし4回に、今度はアクシデントが襲う。

この回先頭の東が三塁線を破る安打で出塁した。しかし足を痛めたのか、ベンチに治療に戻る。

治療を終えて一塁に走者として戻り、さらに4回裏を投げ切ったものの、この回限りで降板となった。ビジター試合にめっぽう強いエースが無失点で4回に降板。何らかのアクシデントがあったのは間違いない。

この厳しい状況の中、ブルペン陣が踏ん張りを見せる。5回山崎康、6回佐々木が3者凡退でチームに流れを呼び込むと、7回にオースティンが待ちに待った2点適時二塁打を放ってみせた。

得点圏打率リーグ1位の貫禄を示す一打は、貴重な追加点となり阪神には重くのしかかった。
 
阪神は9回、DeNAの守護神森原を2死二・三塁と攻め立て、木浪の左前適時打で1点を返すのが精一杯。初戦を落とす厳しいスタートとなった。

お立ち台に立ったオースティンは「(7回の打席は)何とか強い打球を打って2人を返そうと思っていた。それがしっかり実行できてよかったです。選手にとっては大きな意味を持つシリーズで、選手全員、全力プレーで勝利をもぎとろうと試合に入って今日は幸運にもそれを実行できました。明日もファンの皆さん、力を貸してください」と数少ないDeNAファンに大きく手を振った。

一方、先発して5回1失点でマウンドを降りた阪神才木は「違う空気感があったけど、その中で1点に抑えられたのはよかったです。今日は真っすぐがよかったので、それで押しました。次、ファイナルで投げられるようにしっかり準備をしたい。チームが明日、明後日、勝ち上がってくれることを願っています」と前を向いていた。


テレ東リアライブ編集部