泉房穂氏 自民裏金議員新たに6人を非公認…あいまいな線引きに苦言「選挙に弱い人間を選んだような状況」
前兵庫県明石市長の泉房穂氏(61)が9日放送のTOKYO MXの新番組「堀潤 Live Junction」(月〜金曜後6・00)に出演。自民党が同日午前、党本部で選対本部会議を開き、衆院選(15日公示、27日投開票)で、裏金事件に関係した議員のうち12人を非公認とすることを決めたことに言及した。
裏金事件の関係議員の非公認が計12人となったが、番組では公認、非公認の線引きがあいまいであることを取り上げた。
非公認の決定について森山幹事長は「都道府県連の意向や選挙区の事情を吟味したうえで判断」、「額を特別考えたわけではない」と言及し、比例単独出馬については判断を先送りにしている。
こうした状況を受け泉氏は「これは05年の郵政解散を思い出していただくと…あの時は非公認のみならず、ちゃんと刺客を立てて自民党はこの人ですってやってるんですよ。でも今回は刺客も立ててないんで、非公認にしたって無所属で勝ち上がってきたら追加公認。実際上は選択肢として変わらないわけですよね。それでは本当に毅然とした対応ですか?と疑問なしとはしませんし…」と自身の見解を話す。
そのうえで「12人の基準が不明確ですから。これ本当に理由なくして言葉悪いですけど選挙に弱い人間を選んだような状況になってますから。これは党内民主主義から見ても問題だと私は思いますけど」と苦言を呈していた。