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 ミュージシャンのASKA(66)が8日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月〜木曜深夜1・00)に出演。「CHAGE and ASKA」の名曲「SAY YES」制作の裏話を披露した。

 フジテレビの月9ドラマ「101回目のプロポーズ」の主題歌「SAY YES」について、「『SAY YES』は売れた曲で、紹介するのには特別な曲なんだけど、自分が作ってきた曲の中では、そんなに力を込めたというか…もっと力を入れたり、時間をかけたりした曲はたくさんあるから」と淡々と語ったASKA。曲について絶賛されても、「あれはドラマとの相乗効果もあって」と謙そんした。

 ただ、制作する上で「プレッシャーはあった」という。「シングルは力を込めて売れるような曲を書かなくていいやと思っていた時期だったの」と当時の正直な思いを吐露。しかし、直前に「小田(和正)さんが『ラブ・ストーリーは突然に』でドカンと売れたでしょう。そのあとにCHAGE and ASKAに白羽の矢が立ったの。次のドラマの」と説明し、258万枚を売り上げた月9ドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」の影響を受けたことを打ち明けた。

 「小田さんが偉業を成し遂げたあとに、俺たちはへこむわけにはいかないわけ。だから、自分の中で、必ず超える曲を作らなきゃ、枚数的に、セールス的に」と回想。「展開としてトリックがあったりとか、引っ掛けがあったりとか、そういうものを全部込めてみようと思って。だから、Bメロは一拍ごとにコードを変えたり、転調しておいて、サビ前にまた元のキーに戻る。そこは凄く作為的にやりました」と売り上げを意識して、制作に挑んだことを明かした。「SAY YES」は282万枚を売り上げた。