6回無死、先制本塁打の栗原(右)をタッチで迎える小久保監督(撮影・星野楽)

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 ◆ソフトバンク1―0ロッテ(4日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクがレギュラーシーズン最終戦で5連勝を飾り、今季の勝利数を91勝(49敗3分け)とした。小久保監督は90勝で並んでいた新人監督の勝利記録を更新し、単独最多となった。

 ソフトバンクは6回に栗原陵矢が先制の20号ソロを放った。2番手の唐川侑己の代わりばなを捉え、カットボールを右中間テラス席へ。キャリアハイの21本塁打を放った2021年に続き、シーズン20本塁打は3年ぶり2度目となった。

 先発の大津亮介は6回1安打無失点の快投を見せた。150キロ前後の直球と多彩な変化球を操り、3回までパーフェクト投球。4回は1死後に四球と角中勝也の初安打で一、二塁としたが、後続を断ち、ロッテに三塁を踏ませなかった。

 7回以降は津森宥紀、長谷川威展、杉山一樹、ヘルナンデスとつなぎ、今季20度目の零封勝ち。大津は6月29日以来、約3カ月ぶりの白星となる今季7勝目を手にし、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの先発入りへ大きく前進した。