JRT四国放送

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新ホール整備をめぐっては、徳島市の遠藤彰良市長が後藤田正純徳島県知事と、藍場浜公園西エリアに整備する方針で合意したことを受け、「説明がなかった」などとして徳島市議会から批判の声が上がっていました。

10月4日に開かれた徳島市議会の総務委員会では、この合意について真意をただそうと求められ出席した遠藤徳島市長に対し、議員から批判が相次ぎました。

(朋友会 加村祐志議員)
「今回の同意については市民参加の元に策定した計画を一方的に破棄をし、そして個人的な立場ということで詭弁を弄して行ったことだと私は思います」

(遠藤彰良徳島市長)
「いま『個人の立場で詭弁を弄して』と発言がありましたけど、『個人』について誤解している人が多いので説明させてもらいます。立場は『市長』ですから、『市長』という立場の私が『個人』で判断をした、つまりこれは執行機関の判断です。これを『詭弁』って、私逃げるつもりは全くないですよ。自分の責任で、自分の判断で、徳島市にとって、徳島市民にとって一番いいと思うから判断した、同意をしたということです。『詭弁』っていうのは、ちょっと失礼かなと思いました」

(自民党市議団 岡孝治委員)
「あなたが一人で決めれらることではないんですよ、地方自治法で。これを突っ走ろうとしたら、我々は規制をかけないといけない。あんまり好ましいことではないんです。それを分かっているから、今までの執行機関の長は丁寧に議会に説明し、議論を経て、段取りを踏んで、物事を進めてきた。これが普通なんです。それを怠っているから『議会軽視』だと言われるんです。徳島市役所っていう所は、徳島県庁の幸町支店じゃないですよ」

また、前提となる建設場所が変更となったことから、今の協定を破棄し、新たに協定を結び直すべきという意見に対しては。

(遠藤彰良徳島市長)
「先ほどお答えしました通り、県とは協定の改定を進めていきたいと思います。予算が執行されるまでに改定ができるようにやっていきたいと思います」

(公明党市議団 土井昭一総務委員長)
「できる限り早く帰っていただいて」

(遠藤彰良徳島市長)
「3時間もみんなに待ってもらえない」

このあと遠藤彰良徳島市長は、出席予定だった鳴門市での市長会議を欠席し、委員会にとどまりました。