7回、阿部監督(左)から降板を告げられた山崎伊(中央)

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 「巨人−DeNA」(2日、東京ドーム)

 巨人の先発・山崎伊に六回、アクシデントがあった。2年連続10勝を懸けたマウンド。序盤から粘りの投球を続け、5回までDeNA打線を散発の2安打に抑えた。

 3点リードで迎えた六回、オースティンにバックスクリーンにソロ本塁打を浴びた。直後の攻撃。門脇の右前適時打で1点を奪うと、続く山崎伊の打席。きっちりバントを決めると、一塁に全力疾走。二塁からの送球が反れ、一塁カバーに入った牧と接触。スパイクの歯が左膝に当たったようで、左足をかばうようにして痛がった。

 それでも山崎伊はベンチに下がることなくプレーを続行。左膝付近のユニホームが赤く染まる中、気迫の投球を続けた。続く七回、1死二、三塁のピンチで降板。高梨にマウンドを譲ったが、スタンドからは大きな拍手が送られた。