宮崎空港の誘導路で起きた爆発をとらえた定点カメラの映像。国交省宮崎空港事務所は米国製の不発弾の爆発が原因と発表した=2日午前8時ごろ(航空大学校提供)

 宮崎空港で見つかった誘導路の陥没について、国土交通省宮崎空港事務所は2日、陸上自衛隊などの調査で、米国製の不発弾の爆発が原因と発表した。航空大学校提供の映像には、航空機が誘導路を通った約2分後、激しく土煙が上がる様子が写っていた。空港事務所は陥没部分を埋め戻し、3日朝の運航再開を目指している。かつて旧日本海軍の航空基地で、攻撃による不発弾がたびたび見つかっていた。

 空港事務所によると、駐機場と滑走路をつなぐ東側の誘導路で午前8時前に爆発があった。直前に福岡、大阪、中部、羽田行きの国内線4便が誘導路を通っていた。映像によると、爆発約2分前に通過したのは羽田行きの日航機とみられる。

不発弾の陥没した宮崎空港の誘導路(中央)。奥は滑走路=2日午後0時41分(共同通信社ヘリから)

滑走路が閉鎖され、閑散とする宮崎空港=2日午後3時13分