せっかく整理整頓や、収納の仕組みをつくっても、家族が思うように片づけてくれないことがありますよね。5年以上悩んでいた洗面所の歯磨き粉の収納を見直し、見事成功したと教えてくれたのは、ESSEフレンズエディターのyukariさん。過去の失敗例と、今回成功したコツを語ってくれました。

5年前に見直した歯みがき粉収納が失敗だった…

今回ご紹介する歯みがき粉収納、実は5年前にこうしたら使いやすいし見えずにスッキリするかなと考えたものでした。どのようなものかというと…。

このようなクリップに挟んで…。

洗面所にあるタオルを収納しているワゴンに引っかけます。洗面所入口の反対側に引っかければ、入口からは見えないようになっています。

これなら、使うときもここからサッと取るだけ、使い終わったら戻すだけだから使いやすいし見えないし、いいことづくめだと自画自賛していたのですが…。

結局、元の場所に戻っていたのです。なんと5年間も! 家族はみんな、クリップから外し、クリップに挟むのが面倒で、ワゴンの上に放置していたのです。

もういっそ、このワゴンの上に出しっぱなしでいいかと何度考えたことか。でもやっぱり自分の中で許せず、毎度片づけてイライラしてしまうという、自分で考えた収納に自分が苦しめられていました。

思いきって、収納を再度見直し!

そこで歯みがき粉出しっぱなしにする家族のクセを直し、みんなが片づけられるように段階を経て見直すことに。

まずは、ワゴンの上に小さな入れ物を設置。この入れ物に歯みがき粉を入れればよいだけにし、ワゴンの上へのポイ置きを回避! 2週間ほど続け、「定位置に戻す」ことを家族全員に認識してもらい、クセをつけました。

この「定位置に戻す」ことを身につけて、ようやく見直し時です。

クリップの代わりに採用した100円グッズ

クリップを改め、こちらを使ってみました。

こちらはセリアで購入した、「小物ひとまとめポケット」(110円)。フックがついているので引っかけられる上、底はメッシュのように穴があいているためにお風呂で使っても水がたまりません。

ハミガキをしている時、歯磨き粉にも水がつくことが大いにあり得るなと思い、このような底の方がよいかなと思い、こちらにしました。

これなら、クリップでとめるという手間もなく、ただ取るだけ置くだけなのでできるかなと期待して、しばらく使ってみました。

すると、ワゴンの上に歯みがき粉が出ることなく、1週間過ごすことに成功!

ちゃんと家族みんな歯みがき粉を戻してくれているし、ワゴンの上に何なにもなく、すっきりした状態を続けられています。

一度、段階を踏んだのがよかったのか、本当にスムーズに家族みんなが毎日ちゃんと片づけてくれるようになりました!

全員が収納できるように、片づけられるようにするには、できるだけ面倒でなく、「1ステップで片づけられる」ということも重要なのかなと実感。ほかにも、ごちゃごちゃで片づけられない場所があるため、これからも見直していきたいと思います。