日本は前向きで理性的な対中政策を 中国外交部

9月30日、記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京10月1日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は9月30日の記者会見で、1日に首相に就任する石破茂自民党総裁が組閣で外交と安全保障を重視するとの分析があるとの問いに、人事や任命など日本の内政についてはコメントしないとした上で次のように述べた。

 日本が(1972年の中日共同声明など)中日間の四つの政治文書で確立された原則と共通認識を守り、客観的で正確な対中認識を打ち立て、前向きで理性的な対中政策を進め、戦略的互恵関係の包括的な推進という位置付けを実行に移し、中国と歩み寄り、中日関係が正しい軌道に沿って持続的かつ健全に、安定して発展するよう推進することを希望する。