ブルージェイズは今季最終戦となった２９日（日本時間３０）、本拠地ロジャース・センターでのマーリンズ戦に１―３で敗れ、全日程を終えた。最終成績は７４勝８８敗の借金１４でア・リーグ東地区最下位となった。

　初回に２点を先制された直後の攻撃で無死満塁のチャンスをつくりながら、二塁へのポップフライに続いて見逃し三振、中直で無得点。７回に１点を返すのがやっとだった。最下位でシーズンを終えたこともさることながら、６２勝１００敗でナ・リーグ東地区の最下位に沈むマーリンズに３連敗を喫したことで地元・トロントのメディアのフラストレーションが爆発した。

「トロントスター」は「ブルージェイズ最後の屈辱？　１００敗マーリンズにスイープされる」とし「ブルージェイズはおとなしくオフシーズンに入る。またしても１００敗を喫したマーリンズを相手に大して戦えず敗れた。球界ワーストのチームの手にかかり（３連戦の合計で）７―２６で３連敗を喫した。トレード期限前に８人のベテランを手放した結果、若手の活躍に支えられて１６勝１２敗だった８月から９月は７勝１７敗。シーズン負け越しは２０１９年の９５敗以来で、１３年以来の最下位」と伝えた。

　さらに辛らつだったのは「トロント・サン」で「ブルージェイズのシーズンの終わりにふさわしい悲惨な９月」とバッサリ。「９月の７勝１７敗は歴史的に見てもひどい成績であり、見た目にも恥ずかしい」「これは深い分析の話ではなく厳しい現実である。コーチ、経営陣、選手に至る誰もが解決策を内側に求めなければならないオフシーズンである」などと厳しく報じた。

　菊池雄星投手（３３）はトレード期限ギリギリの７月末にブルージェイズからアストロズに移籍。新天地で快進撃を見せているが、古巣はどん底に沈んでいる。