2024年の「浜松まつり」で暴力団関係者であることを隠して出店する権利をだまし取ったとして逮捕されていた暴力団の総長らが、4月の「いわた大祭り」でも同様の犯行をしていた疑いで9月29日再逮捕されました。

詐欺の疑いで再逮捕されたのは、指定暴力団六代目山口組二代目國領屋一家の総長の男(55)ら4人です。

警察によりますと、4人は2024年4月に行われた「いわた大祭り」で、暴力団関係者であることを隠して露店を出店する権利をだまし取った疑いが持たれています。

「いわた大祭り」では暴力団関係者による出店が禁止されていますが、4人は2024年の会場で、たこ焼きやフルーツ飴、じゃがバターなど10数店舗の経営に関与していたとみられていて、売り上げは100万円ほどに上るとみられています。

4人は5月に開催された「浜松まつり」でも露店を出店する権利をだまし取った疑いで、9月8日に逮捕されていました。

警察は4人が容疑を認めているかどうか明らかにしていませんが、今後、金の流れや余罪について追及していく方針です。