1964年に運行を開始した鉄道といえば、真っ先に思い浮かべるのは東海道新幹線でしょうか。東京オリンピックにあわせ10月1日に東京〜新大阪間で開業し、今なお日本の主要な大動脈として日々約40万人ほどの乗客を運んでいます。

そんな新幹線と「同期」の駅弁が存在します。食べたことはなくても駅弁屋さんでパッケージを見た覚えはあるぞ、という方は多いのではないでしょうか。

ご存知「チキン弁当」です。

トマト風味のライスと鶏のから揚げが入ったお弁当は、まもなく60周年を迎えるロングセラー商品。一部具材が変更されはしているものの、国鉄時代を思わせる取り合わせに懐かしさを覚える方も多いのではないでしょうか。

そんなチキン弁当が発売から60周年を迎えるにあたり、現在の販売元であるJR東日本クロスステーション フーズカンパニーから「デラックス版」が発売されます。

期間限定で「デラックス版」が登場

デラックス版のパッケージ。60周年の節目を記念して、チキン弁当でおなじみのキャラクターは赤いちゃんちゃんこを着た限定デザインです

「これまでのチキン弁当をベースに、東京ステーションホテル総料理長、石原雅弘氏が得意とする『和』と『洋』融合の味を表現しました」(JR東日本クロスステーションカンパニー)

トマト風味のライスと鶏のから揚げという基本の組み合わせは変わらず、筍煮のバジルソース和え、玉葱と人参入りトマトソース、軟骨入り鶏つくね、いんげん、パプリカを新たに加え、よりボリューミーな食べ応えに。

発売以来初めて加熱式の容器を採用し、温かい状態でいただけるのも嬉しいポイントです。

販売価格は税込みで1,380円。東京駅の駅弁屋 祭 グランスタ東京や新宿駅の駅弁屋 頂、上野駅の駅弁屋 上野中央改札、大宮駅の駅弁屋 旨囲門 エキュート大宮などで2024年10月1日から来年3月末までの販売となります。

駅弁屋 踊 グランスタ東京などではネット予約もOK!注文は受取日の3日前15時まで。

通常パッケージも「60周年限定」に

通常パッケージや箸袋も来年9月末までの期間限定でデザインが変わります。箱や箸袋のロゴは「チキン弁当発売60周年ロゴ」に、さらに1964年当時の販売元であった「日本食堂」のロゴもデザインに組み込んでいます。

このほかにも、10月からは駅弁屋 祭のSNSキャンペーンやチキン弁当発売60周年オリジナルステッカーシールの配布なども予定されています。「チキン弁当」とお茶でも買って、ふらっと新幹線旅などはいかがでしょうか。