キム・ミンジェ(左)と伊藤のポジション争いに注目だ。(C)Getty Images

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 伊藤洋輝が加入したバイエルンに所属する韓国代表DFキム・ミンジェへの批判に母国メディアが不快感を露わにしている。

 韓国メディア『スターニュース』は9月27日、「キム・ミンジェが日本のイトウの控え? キッカー誌はやりすぎだ。リーグベスト11に選出も再び批判」と見出しを打ち、次のように伝えた。

「ドイツメディア『キッカー』が、韓国の怪物DFキム・ミンジェを再び批判した。キム・ミンジェは今シーズンの活躍が評価されているが、厳しい批判をしているのはキッカーだけだ」

 そして、キッカー誌の報道を紹介した。

「バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督は、高い守備ラインと速いDFを必要としているため、堅実なエリック・ダイアーではなく、キム・ミンジェとダヨ・ウパメカノの組み合わせを選択した。開幕戦のヴォルフスブルク戦で、彼はバイエルンのCBが弱いと考える人たちの疑念を裏付けた」
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『スターニュース』は、「キム・ミンジェはヴォルフスブルク戦で致命的なミスを犯し、失点につながった。バイエルンはゴールラッシュで3−2と勝利したが、キム・ミンジェは批判を免れなかった」としつつ、「しかし、今シーズン、彼が不調だったのはその1試合だけだった。キム・ミンジェはその後も鉄壁の守備を披露している」と主張。キッカー誌にこう苦言を呈している

「多くの地元ドイツメディアはキム・ミンジェの驚異的な活躍を称賛し、怪物が帰ってきたと伝えた。キム・ミンジェは第4節のリーグベスト11にも選ばれた。しかし、キッカーはキム・ミンジェを批判し続けた」

「キッカーは『ウパメカノは格のある選手だ。しかし、キム・ミンジェはパスの質とボールを守る能力が足りない。バイエルンのCBが効果的かどうかは、強豪レバークーゼンとの試合で確認できるだろう』と述べ、『シュツットガルトから獲得したイトウが、近いうちに代わりに起用されるかもしれない』と説明した」

 記事は「日本人DFのヒロキは、今夏にバイエルンのユニホームを着た。現在は負傷中だが、復帰間近だ。キッカーはキム・ミンジェやウパメカノよりもヒロキに注目するとみられる」と予測している。

 同日、バイエルンのSNSが、その伊藤がランニングをする様子を公開した。この日本代表DFが復帰すれば、ポジション争いにはさらに熾烈になる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部