大谷翔平にロバーツ監督ご満悦 着席からニッコニコ「士気を上げてくれた」 決勝打でド軍マジック「2」
本拠地パドレス戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地パドレス戦に「1番・DH」で先発。2打席連続の勝ち越し打を放つなど3打数2安打2打点の活躍で、4-3で勝ったチームに貢献した。優勝マジック「2」としたドジャースは、明日のパドレス戦に勝利すれば地区Vが決定。大谷は6回に二盗にも成功しており、今季56盗塁に。2001年のイチローに並ぶ日本人最多記録となった。ご満悦のデーブ・ロバーツ監督は「レベルを上げている」と称賛した。
勝負どころで大谷のバットが火を噴いた。まずはチームが2-2に追いついた4回2死一、二塁。今季ノーヒットノーランを達成している相手先発右腕のシースから右越えに貴重な勝ち越し打を放った。さらに3-3で迎えた6回2死一、二塁の場面。パドレスは左腕モレホーンをマウンドに送ったが、大谷はここで中前に決勝タイムリー。塁上で感情を露わにし、MVPコールも沸き起こった。
試合後、会見に出席したロバーツ監督は着席から上機嫌。時折ニコニコと笑顔を見せながら、大谷について「彼はプレーのレベルを上げてきている。その典型的な例は、0-2に追い込まれてから変化球を見切って、その後フェンス直撃打で得点をもたらした場面。いままで見たことないような感情も露わにしていた。先週も見せていたよね。ポストシーズンを睨んで、この試合がどれだけ重要なのかを理解しているということだ」と称賛した。
決勝打後に咆哮をあげた場面については「我々の士気をあげてくれた。最高の選手が感情を見せたプレーをすれば、全員がそれに続くものだ」と語っていた。日本人最多記録に並んだ56個目の盗塁について「驚くかって? 驚きはないよ」と冗談を飛ばして笑い、「感銘を受けるよね。イチローはダイナミックな盗塁を得意としていたけど、いやぁ〜、ショウヘイは色んな記録を奪っていくな」と脱帽。自身は3位となったが、「彼らほど才能のなかった私のような男が同じ会話に入れるのは嬉しいね」と謙遜していた。
(THE ANSWER編集部)