Apple Watch Series 10、薄いから大きくなった感じがしません
微妙にサイズアップしたけど、薄いから手に馴染みやすくなった。
今週のApple(アップル)イベントでは、同じようなハードウェアがちょこちょこ改善するんじゃなく、プロダクトライン全体がドンとアップデートされてたのがナイスでした。
Apple Watch Series 10は、パッと見Series 9とあんまり変わったように見えません。でもApple Watchを使って来た人にとっては、このデザインが「らしさ」の一部でもあるわけです。Apple Watchがアップデートする方向はもうマイナーチェンジしかなくて、だから筐体が薄くなったとか、ディスプレイが明るくなったとかが大事になるんです。
Apple Watchのサイズは従来の41mm・45mm展開から、42mm・46mm展開へと若干大きくなりました。私は普段もう少し大きいAndroidのスマートウォッチを着けてるので、同じくらい着け心地が良いどうか、さっそくハンズオンしてみました。
着けてみた感じ、個人的には今までのサイズより、新しいサイズのほうが気に入りました。その理由は薄くなった筐体にあります。厚さがない分だけ、大きさ感が薄れるんです。42mmモデルは41mmより大きくなったんですが、やっぱり小さく感じます。
新しい真っ黒なApple Watch Ultra 2も試してみましたが、こちらは私のスタイルには合いませんでした。ブラックのミラネーゼループがちょっと取りにくいのも難点でしたが、それはApple Watch Ultra 2がアウトドアでのラフな使い方を念頭に置いてるためでもあるんでしょうね。
Appleがデモで見せてくれた睡眠時無呼吸の検知機能は、正直華やかではあるけどみんなにとって必須ってものではありません。でもヘルスケアアプリで「病院に行ってください」と言われる状態はどういうデータなのかも見せてもらえて、納得感はありました。
これで、夜中にいびきが止まるのを確認してくれる同居人がいなくても、しっかりしたデータで危険な状態を察知できるんです。Appleはまだこの機能について食品医薬品局(FDA)の承認を受けてませんが、年内にはアップデートとして提供できると言ってます。
Apple Watchは42mmモデルのGPSモデルが400ドル(日本価格5万9800円)、46mmが430ドル(同6万4800円)です。発売は9月20日、予約はすでに開始しています。