「“2階建て”デリカ」登場! エンジン停めても「クーラー」稼働可能!? 「車中泊」ミニバン「D:5“クルーズ”」発表

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新型リチウムイオンバッテリーを搭載し電力供給体制を強化

 キャンピングカーメーカーのケイワークスは2024年9月2日、「デリカD:5 クルーズ キャンパーエディション クーラー付き」を発表しました。
 
 新型リチウムイオンバッテリーを搭載したことで、エンジンを停止し車中泊をする際も、長時間のクーラー使用などを可能としています。

めちゃワイルド! 三菱「デリカD:5(ディーファイブ)」の新型キャンピングカーが登場

 2007年、「デリカスペースギア」の後継モデルとして誕生した3列シートミニバンがデリカD:5です。

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 歴代のデリカシリーズ同様に走破性の高い4WDモデルをメインにラインナップし、他社にはないスクエアなスタイルと高い地上高を特徴とするSUVテイストの「オールラウンドミニバン」というキャラクターを大きな特徴としています。

 2019年2月にはほぼフルモデルチェンジに近い大規模なマイナーチェンジを実施しました。

 三菱独自のフロントデザイン「ダイナミックシールド」や、縦型のマルチLEDヘッドライトで外観イメージを一新。

 機能面では2.2リッターのクリーンディーゼルターボエンジンを大幅改良のうえ、新開発の8速ATと組み合わせ性能を向上し、先進運転支援機能「e-Assist」を採用するなど、最新モデルと変わらない性能にアップデートしています。

 そんなデリカD:5をベースに、キャンピングカーに仕立てたのがデリカD:5 クルーズ キャンパーエディションです。

 後席にオリジナルの2列目「REVOシート」を搭載し、シートアレンジより大人2名が就寝可能なベッド空間を生み出します。

 折りたたみ式テーブルやシンク、外部電源システムや走行充電システムなども備えるほか、豊富なオプションも用意。

 ソーラーパネル付きのポップアップルーフを追加すれば、2階建てのようなルーフテントが誕生し、プラス2名の就寝もできます。

 今回発表された新型デリカD:5 クルーズ キャンパーエディション クーラー付きでは、最大容量210Ahを誇る新型リチウムイオンバッテリー「宮神」を搭載し、エンジン停止時でも安定した電力供給を実現しました。

 家電やパソコンなどの使用も可能なことから、アウトドアユースのほかワーケーションやリモートワーク、さらに万が一の災害時にも有効に活用できます。

 このほかケイワークス独自のカスタマイズオプションとして、無骨なデザインを強調するホイールやオフロードタイヤ、ルーフキャリア、バックドアに取り付けるラダーなども用意し、ユーザーのニーズに対応しています。

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 ケイワークスは新型デリカD:5 クルーズ キャンパーエディション クーラー付きについて、次のように説明します。

「アウトドアアクティビティを愛する方々やファミリー層に向けて開発されており、特に自然災害のリスクや社会的な不安が高まる中で、安全かつ自由な移動手段としてのキャンピングカーの新しい価値を提供します」

 なおベースモデルのデリカD:5 クルーズ キャンパーエディションの販売価格は696万5000円から。

 DC12Vクーラーやリチウムイオンバッテリー210Ahをセットした「クーラーパッケージ」はプラス47万4700円からとなっています。