とちぎテレビ

福祉の分野に貢献した人たちの功績を称え、活動への意欲を一層高めてもらおうと宇都宮市では8月29日に「県民福祉のつどい」が開かれました。

「県民福祉のつどい」は年齢や障がいのある人もない人も、誰もが助け合う地域社会を作ろうと行われているもので2024年で30回目を迎えました。

福田富一知事は「人口減少や少子高齢化による社会の変化に加えてヤングケアラーなど個人の課題も複雑化している」とし、それらの問題に対し「オールとちぎで取り組む」と呼びかけました。

そして、障がいがありながらも自立している人や民生委員など21の団体と2組それに個人679人が表彰され、このうち代表の23人が福田知事などから表彰状を手渡されました。

式典の最後に高齢者の生きがいづくりや、障がい者の自立支援などを推進する内容を盛り込んだ「県民福祉宣言」が採択されました

続いて行われた記念講演で、講師を務めた跡見学園女子大学の鍵屋一教授は「災害時に誰一人取り残さない社会を目指して」をテーマに豪雨や地震といった災害が起きた時に高齢者や障がい者の避難計画を立てることの大切さを説きました。