【MLB】カージナルス 5−2 ドジャース(8月17日・日本時間18日/セントルイス)    

【映像】大谷、全30球団ホームランの瞬間

 メジャー屈指のレジェンドも脱帽する一撃だった。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でカージナルス戦に先発出場すると、5回の第3打席に今季38号ソロ。これには、メジャー通算200勝投手で昨季現役を引退した“ワイノ”ことアダム・ウェインライト氏も「スペシャルな才能だ」と褒め称えた。

 第1打席目で四球を選び、第2打席は振り逃げで出塁していた大谷は5回に迎えた第3打席で魅せた。ドジャースが1−3と2点ビハインドの2死走者なし場面で打席に立つと、カウント1ボール1ストライクからの真ん中やや低めのナックルカーブに反応。フルスイングしたようには見えなかったが、打球は弾丸ライナーで伸びていき、ヌートバーが守るライトの頭上を超えてフェンスに入る第38号ホームランとなった。

 このホームランには、アメリカのスポーツ専門チャンネル「FOXスポーツ」で解説を務めるアダム・ウェインライト氏も「膝より下じゃなかったか?」「スペシャルな才能だ」と、驚きながら称賛した。

 2023年のWBCにアメリカ代表の一員として参加していたウェインライト氏は、カージナルス一筋で478試合(411先発)に登板し、200勝128敗3セーブ、防御率3.53の成績を残し昨季限りで現役を引退した。レジェンドキャッチャーであるモリーナとMLB史上最多の328試合にわたってバッテリーを組んだことでも話題となった。

 対戦相手のカージナルスのレジェンドOBを驚かせ、手放しで賛辞を集める大谷は、やはりスペシャルな存在だ。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)