ド軍指揮官が見た大谷翔平の“変化” 懇願された「ヒリヒリした試合」…頂点への心得
ロバーツ監督、大谷に変化を感じたのは「WBCを戦っている姿を見たとき」
【MLB】ドジャース 5ー3 フィリーズ(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地・フィリーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、34号を放つなど、3打数2安打2打点1盗塁の活躍を見せた。チームは前回対戦で同一カード3連敗を喫したフィリーズ相手に5-3で競り勝ち、3連勝。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「10月が近づくにつれて、さらに良い野球選手になるだろう」と大谷の活躍を“予言”した。
大谷は第4打席で34号を放ったが、3回の第2打席で放った右犠飛もフェンス手前の打球だった。指揮官は「(今日は)ストライクの見極めが大きく改善していたし、あともう少しで複数本塁打を達成するところだった」と絶賛。さらなるアーチ量産も期待していた。
そんな大谷の変化を感じたのは「彼がWBCを戦っている姿を見たときだ」と言及。昨年3月に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、決勝戦でアメリカを破って侍ジャパンが世界一に輝いたシーンを指揮官は忘れない。
「チーム・ジャパンでのスピーチだ。あの集中力。彼は(以前)ヒリヒリした試合を戦いたいと言っていたよね。(オークランド)遠征のときもそうだったけど、今日は(集中力が)違った」
大谷のバットで地区勝率1位の対決を先勝。チームは3連勝を決め、さらに波に乗りたいところだ。(Full-Count編集部)