オーディション応募者情報流出、Brave groupが対象者への補填と注意喚起を発表
株式会社Brave groupは6月26日、前日6月25日に発覚した3つのオーディションにおける応募者の個人情報流出問題について、漏えい対象者に対する今後の対応を発表した。
漏えいが確認された応募者に対しては個別にメールで連絡を取り、被害状況を確認しながら個別の事象に応じた補填を行う予定とのこと。
電話番号の変更費用は同社が負担。また、応募の際の所在の登録は「都道府県のみ」としていたが、誤って住所を記載していた応募者に対しては引っ越し費用の負担など具体的な状況に応じて対応を行うとのこと。その他の個別事象についても誠実に対応するとしている。
つづけて6月26日には、漏えいした情報に関しての注意喚起も発表。不正に入手した情報の拡散行為について警告を発している。
キャプチャ画像の配布や口頭・SNSでの拡散などの行為は、民事・刑事双方の責任を生じさせる可能性があるとし、「適正に開示された情報でない以上、流出した全ての情報が『不正入手』の対象となり得る」と強調した。
情報を持っている人には即刻削除を求め、不正入手・拡散行為を発見した場合は同社の問い合わせ窓口まで連絡をするよう呼びかけている。
Brave groupでは、Brave groupの「Brave group総合オーディション」、グループ会社では株式会社ENILISの「HareVare VLiverオーディション」、株式会社バーチャルエンターテイメントの「ぶいすぽっ!JP オーディション」を行っていた。
ところがその中の一つ「ぶいすぽっ!JP オーディション」の応募情報が、関係者以外からも閲覧できる状況であることが6月25日、有名YouTuberによるX(Twitter)での公開指摘で発覚。
Xでの話題をうけて、同社は事態を把握。速やかに状況を確認すると、応募者用Google Formに回答した人の内容が、第三者に閲覧可能な状態であったことが判明。アクセス制限を実施するとともに、25日の発表では「何らかの形で編集用URLが流出した可能性が高い」と説明している。
また、「ぶいすぽっ!JP オーディション」以外に、同社及びENILISのオーディションでも同じ状況だったことを公表。漏えい対象者の数や、漏えい項目について明らかにしていた。
<参考・引用>
Brave group6月26日発表「個人情報流出に関するお詫びと対応につきまして」
Brave group6月26日発表「漏洩した情報の取り扱いに関するお願いと注意喚起について」