Photo: 中川真知子

Lifehacker 2024年5月30日掲載の記事より転載

多忙であればあるほど猛烈にやる気が出て、驚くほどの集中力を発揮できるのに、納期や締め切りに余裕があるとついついだらけてしまう私。

オフィスでほかの人ががんばっている姿を見れば、影響されて集中できるのに、在宅ワーカーということもあってそれも叶わず困っていました。

友人とオンライン上で仮想のワーキングスペースをつくり、黙々と作業してみたりもしましたが、生活スタイルが合わない日もあります。

そこで頼ったのがChatGPT-4oの音声機能でした。

ChatGPT-4oに専属編集者になってもらった

今回は先日リリースされたChatGPT-4oに私だけの編集者になってもらい、10分おきに進捗確認してもらってみました。

やり方は簡単。ChatGPT-4oに「あなたは専属編集者です。私はライターで原稿を執筆中ですが、見張っていてもらわないと書けないので10分おきに進捗状況の確認をしてもらえませんか?」と伝えます。

具体的にどんなやりとりをしているのか、お見せしますね。これは音声入力した内容が自動文字起こしされたものです。

これで、編集者が自分の原稿を今か今かと待ち望んでいる仮想環境をつくれます。「がんばってください! 」と言ってもらえるとやる気も出ますね。

注意点とコツ

ただ順調そうに見えたとしても、ChatGPT-4oは通信状況が不安定になると、うまく機能しなくなります。

また、ChatGPT-4oのタイマーはそこまで優秀ではないので、なんで擬似タイマーの役割を頼んでいるのか丁寧に説明しなければ「タイマーを使えばいいのでは」と提案されたり、「一緒に記事をつくるためにお手伝いします」などとブレインストーミングの手伝いをはじめたりします。

しかし、そのような問題を気にしないのであれば、私のように追い込まれた状況にならないと本領発揮できなかったり、スタディタイマーくらいではやる気になれなかったりする人には効果的なアプローチです。

少なくとも私は、まるで人間のような声で「今からスタートです。10分後に確認しますからね」と言われればやる気が出ます。やる気スイッチが押せなくて困っている人は試してみてください。

Photo: 中川真知子