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家事育児の分担は夫婦間の永遠のテーマかもしれません。特に近くに両親や義両親がいない家だと、夫婦だけですべて家事育児を担うことになるので負担は大きいですよね。なかには旦那さんがまったく家事育児をしてくれず、ワンオペで奮闘しているママもいるかもしれません。ママスタコミュニティにはワンオペ育児に苦労するママからこんな投稿がありました。

『最近周りを見渡しても「ワンオペだよ! でも朝の送りは旦那!」「ワンオペだよ! だけどお風呂は旦那!」みたいな人が多い気がします。旦那さんが協力してくれる方って会社が理解があるのか、夫婦で話し合ったのか、どんなふうに話し合ったらそんなにいいバランスになったのか知りたいです。また100%ワンオペの人の時短技があれば教えてください』


詳細な状況やお子さんの年齢は語られませんでしたが、投稿者さんは家事育児をいつも1人で担っているのかもしれません。ただ周囲と育児の話になりワンオペ育児だというママの実情を掘り下げると、実際には旦那さんとしっかり協力しているケースが多いのだとか。そのため旦那さんとどのように協力体制が整ったのか、またママだけが家事育児をやっている100%ワンオペの人の話も知りたいとして、ママたちにコメントを求めていました。

旦那は単身赴任だから100%ワンオペだよ!時短術は「お金をかけて楽をする」

『うちは今、旦那が海外。疲れたらご飯は惣菜』


『旦那は他県だから全部1人だよ』


家事育児100%。 運転や買い物、もちろん通院全て私だった。5年くらい』


両親も義両親も頼ることができず、さらには単身赴任で物理的に旦那さんが家にいなければ、必然的にママがワンオペ育児になりますよね。実際に旦那さんが仕事の関係で別の場所で暮らしているため、ママが家事育児のすべてを担っているケースも少なくないでしょう。

ママたちの知恵を伝授!でも時短技というよりは……

そんなワンオペ育児に奮闘しているママたちに、投稿者さんは時短術を尋ねていますが……

『時短はとにかくお金をかけて楽をする』


『特に技はない。やれることをやるだけ』


『時短をするとしたら手を抜けるところは抜くことぐらい。1回休憩すると動けなくなるから、子どもが眠りにつくまで座らない』


「とにかくお金をかけて楽をする」「手を抜けるところは抜く」といった回答が寄せられました。特に子どもが複数だったり乳幼児だったりすると、ワンオペ育児は体力面でもメンタル面でもかなり大変ですよね。睡眠時間や体力は削られ、食事もまともにとれず、リフレッシュする時間もない。そうなるといつかは限界がきて体を壊したり、イライラを子どもにぶつけてしまったり……。そうならないようにベビーシッターサービスを利用したり、便利家電を活用したりするなど、家事育児の負担を減らすというのはとても大事になるでしょう。また「一度休憩すると動けなくなるから子どもが寝るまで乗り切る」というコメントもありました。もはや精神論に近い話ですが、特に子どもの小さいうちは何も考えずに夜まで必死で乗り切るというのも一つの処世術なのかもしれません。

『夜寝た後に翌朝のことはできる限り終わらせておく。上の子が幼稚園、下の子が昼寝中にできる限り終わらせておく。あとは宅配の野菜やネットスーパーは結構使うよ。お互い頑張ろうね』


このほかにも夜に子どもが寝た後に、翌朝の準備をあらかじめしておくことで翌日が楽になるというアドバイスもありました。筆者も子どもたちを保育園に預けて仕事をしていますが、平日の朝晩は完全にワンオペです。子どもたちが夜に寝た後は次の日の朝ごはんだけでなく、夜ご飯の作り置きをするようにしています。そうすると保育園にお迎えに行った後がかなり楽になりました。

ワンオペのほうが楽かも!実はメリットもあるよ

『シングルだから思うけど、結局一人で全部やるほうが全体像が見えて楽だよ。「やってくれてるかもしれない」という淡い期待もないからやり残しがない』


『旦那が単身赴任で実家は近いけど親にも全く頼れない。旦那がいないからテキトーだよ。子どもが寝た後リビングでダラダラ1人時間を楽しんでいる』


『時短というか、家事は一通り子どもたちに教えたから、大学進学で1人暮らしを始めた長男は自炊しているよ』


猫の手も借りたいほど多忙で大変なワンオペの家事育児。しかし見方を変えれば、自分が自由にできるという側面もあるのではないでしょうか。料理や掃除も自分が好きなようにできますし、子どもが寝た後は好きなお酒やお菓子をつまみながらテレビを見て1人時間をのんびりと楽しめるなんてことも。また誰かに協力を仰げない一方で、旦那さんにやってほしい家事育児の指示をする手間や、思ったようにやってくれなかったときのイライラがないというメリットもあるでしょう。さらには子どもが少し大きくなってからは、子どもと協力しながら家事を行ってきたママもいました。そうすることで子どもは自然と家事能力が身につき、1人暮らしをするようになっても困らないようです。

旦那さんが家にいるのにワンオペなら、限界がくる前に相談してみて

『転勤で知らない土地で生活していたけど、旦那は平日子どもが寝た後に帰宅するからワンオペ。今思えば休みの日の数時間くらいお願いして、1人の時間をもらってもよかったと思う。ドロドロと不満はたまっていくからね。今の気持ちを旦那さんに素直に話してみて。私みたいに化膿する前に』


『完全にワンオペしていて、2人目が生まれて1年でメンタルを病んで鬱になった。子どもは児童相談所に引き取られて数年は棒に振ったから本当に無理しちゃだめよ。変に自分で全部やってしまおうとするし、実際やるから旦那が甘えるのよ。今となってはそう思う』


家事・育児・仕事・給料バランス、全てを会議するようにしている』


投稿者さんは「旦那さんが協力してくれる家庭は、どんなふうに話し合ったらいいバランスになったのか知りたい」と綴っています。投稿者さんの旦那さんは単身赴任という状況ではなく、協力を仰げば旦那さんも家事育児をしてくれる可能性があるため悩んでいるのかもしれませんね。同じような状況でワンオペ育児に奮闘してきたママたちのなかには、限界がきて身体を壊してしまったママもいました。ワンオペ育児をしている最中はとにかくエネルギーを注いで頑張れますが、無理をしていると徐々に蓄積していくものがあるのかもしれません。そして旦那さんへの不満や日頃の疲れ、ストレスが爆発してしまうことも珍しくないでしょう。ワンオペ育児の処世術を身に着けることと同じくらい、旦那さんに今の大変さを共有して協力を頼むことも大事なこと。投稿者さんの今のスケジュールを旦那さんにわかりやすく説明するのも効果的かもしれませんね。投稿者さんはぜひママたちからの切実なアドバイスを参考にしてみてほしいです。

文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・めい