写真:難波雄史

写真拡大

料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが、書籍『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』。旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介しています。今回は、そのなかから今、旬を迎えている野菜について紹介していきます。(監修/管理栄養士 吉沼弓美子)

旬の野菜は、栄養もたっぷり

健康のためにも、野菜や果物を毎日の食卓に取り入れたいという方は、とくに栄養価の高い「旬のもの」に注目してください。
今回紹介するのは、さやいんげん。

ハウス栽培などで通年出回っていますが、旬は5〜9月ですから、今がちょうど旬の時期。
ゆでる、焼く、炒める……あらゆる調理法がおすすめですが、特有のきゅむっとコリコリした食感を生かすために、ほどよい加熱具合にするといいでしょう。

良質なたんぱく質のほか、β-カロテン、ビタミンC、カリウム、食物繊維などをバランスよく含んでいます。また、さやいんげんのたんぱく質にはアミノ酸の一種であるアスパラギン酸が含まれており、疲労回復に効果的といわれています。

そんな栄養たっぷりのさやいんげんのおいしい食べ方ですが、

「ゆでたさやいんげんを、生ハムの塩気だけで食べる!」

がおすすめです。

サッとゆでてから、切ったさやいんげんを、生ハムでくるりと巻くだけ。
さやいんげんは、ちょっと歯ごたえが残るようにゆでるとおいしいので、意識してみてください。
お好みで、黒こしょうを振ってもいいですね!

ちょっとした知識があるだけで、体にいいものを驚くほど手軽に、おいしく食べることができます。ぜひ試してみてくださいね。

手間や時間をかけた料理より、「新鮮な野菜をそのままシンプルに食べるのが、結局いちばんおいしい!」と思ったことはありませんか?『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』は、そのための方法だけをまとめて1冊にしたものです。250軒以上の生産者さんに直接取材したり、アンケートにご協力いただき、選び方や、切り方、栄養、保存方法、食べ方などあまり知られていないけれど、生産者さんだから知っている情報ばかりを集めました。レシピ本にはない野菜の知識とアイディアで「体にいいものが、こんなにおいしく食べられるんだ!」という体験をしてみてくださいね。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)