YouTubeの無料ゲームコレクション「Playables」がアメリカおよびイギリス、カナダ、オーストラリアで正式にスタートしました。Playablesはデスクトップとモバイルの両方からアクセスできるゲームのコレクションで、すべてYouTube上で動作します。

YouTube ヘルプ さんからの投稿 - YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCMDQxm7cUx3yXkfeHa5zJIQ/community?lb=UgkxXzuKN3ShQVkVahs6FqzcOeBvmjPhukJk

Playables on YouTube - YouTube Help

https://support.google.com/youtube/answer/14328604?hl=en#zippy=%2Csupported-devices-and-requirements%2Cplayables-availability%2Cgame-progress-and-saved-history

YouTube's free games catalog 'Playables' rolls out to all users | TechCrunch

https://techcrunch.com/2024/05/28/youtubes-free-games-catalog-playables-rolls-out-to-all-users/

YouTubeによると、対象の地域に住んでいるユーザーには「Discovery」メニューにPlayablesのリンクが表示され、リンク先からゲームにアクセスできるようになるとのこと。



記事作成時点で、「Angry Birds Showdown」「Words of Wonders」「Cut the Rope」「Tomb of the Mask」「Trivia Crack」などがプレイできます。

Angry Birds Showdown (Gameplay) - YouTube

Playablesで提供されるゲームはすべて無料。Android/iOSならYouTubeアプリのバージョン18.33以降、デスクトップならChrome、Safari、Firefoxを使ってYouTubeにアクセスすることで、YouTube上でゲームを楽しむことができます。ゲームのダウンロードは必要なく、セーブデータはYouTubeの履歴として保存されるとのことです。

Playablesは2023年11月頃から一部のユーザー向けにテストされていました。テクノロジー系メディアのTechCrunchは「Playablesは有料ダウンロードやアプリ内課金で収益化しないため、他社のアプリストアに直接挑戦したり、Appleの収益性ルールを破ったりすることはありません。しかし、App Storeの無料ゲームと競合するのは事実です。将来的にはPlayablesに広告が表示される可能性もありますが、今のところ、GoogleはPlayablesを収益化する意向を示していません」と指摘しました。

実際にPlayablesを試したというPolygonは「インターフェイスに関して改善の余地がたくさんあります。現在のところ、Playablesのゲームはプレイ済みのゲームを表示する『ホーム』と利用可能な全ゲームをアルファベット順に表示する『ブラウズ』で絞り込むことしかできません。YouTubeの検索バーでゲームを検索することもできますが、Playablesにたどり着くまでに数列の動画と広告をスクロールしなければなりません。これは、タイトルの品揃えの悪さとともに、AndroidアプリストアのGoogle PlayがAppleのApp Storeに勝てない主な理由のひとつ、『キュレーション』の悪さを物語っているといえます。私は両方のマーケットプレイスにアクセスしていますが、Googleは広告を宣伝するために存在するくだらないゲームで肥大化していると感じます」と述べました。