POCOとしては初のタブレット製品「POCO Pad」をチェック

既報通り、Xiaomiの日本法人である小米技術日本(以下、シャオミ・ジャパン)は23日、日本市場向けに「POCO」ブランドのタブレット「POCO Pad(型番:2405CPCFBG)」(Xiaomi Communications製)を2024年6月中旬以降に発売すると発表した。

販路は公式Webサイト「mi.com」内の公式WebストアやXiaomi公式 楽天市場店、Amazon.co.jpでのオンライン専売で、価格(金額はすべて税込み)はオープンながら市場想定価格が44,800円となっている。

またPOCO Pad予約販売記念キャンペーンが2024年6月30日(日)23:59まで実施され、シャオミ・ジャパンが販売した「POCO F4 GT(型番:21121210G)」(Xiaomi Communications製)を購入した人向けに公式WebストアでPOCO F6 Proの購入時に使える2,000円割引クーポンが配布されている。

さらにキャンペーン期間内にmi.comでPOCO Padを購入した人を対象に先着順400人にスクリーンフィルムがプレゼントされる。なお、こちらのプレゼントは先着順でなくなり次第終了となる。

今回はそんなPOCO Padについて発表前に都内で開催されたメディア向け説明会にて触れる機会があったので、写真や動画を交えてレポートする。


4万円台前半で購入できる高性能タブレット

POCO PadはPOCOブランドにおける初めてのタブレット製品で、グルーバルでも販売される。日本国内向けとしてはタブレット本体が投入されるが、グローバルで販売される予定のスタイラスペンやキーボードといった周辺アクセサリーの販売は見送られるとのこと。


本体正面



本体背面

本体サイズは約280(高さ)×181.85(幅)×7.52(厚さ)mm、重量は約571g。本体のカラーバリエーションは「グレー」と「ブルー」の2色がラインナップされている。説明会当日は、国内に2台しかない状態で、ブルーのみが用意されていた。

画面は約12.1インチ(アスペクト比 16:10)の2.5K(2560×1600ドット)液晶ディスプレイを搭載する。コントラスト比は1500:1、明るさは標準が500nit、HBM輝度が600nit、リフレッシュレートは最大120Hzで、6段階(30、48、50、60、90、120Hz)のAdaptiveSync(可変リフレッシュレート)に対応している。

また画面占有率は83.6%で、画面を覆うガラスは「Gorilla Glass 3」(Corning製)を採用している。TUV Rheinlandの低ブルーライト(ハードウェアソリューション)認証、フリッカーフリー認証、サーカディアンフレンドリー認証をサポート、適応カラーや適応読書モード、Dolby Visionにも対応する。


本体の角の側面



microSDカードスロット

本体を横位置にして向かって左上の側面に電源(スリープ)ボタンおよびボリューム(上下)ボタンが搭載されている。上部側面にはmicroSDカードスロットを搭載しており、最大1.5GBまでのmicroSDXCに対応する。


フロントカメラ



リアカメラ



標準カメラアプリの画面

ディスプレイ上部中央には約800万画素(F値2.0)のフロントカメラを搭載する。本体背面のリアカメラも約800万画素(F値2.0)。動画はフロントカメラ、リアカメラともに1080p(30fps)と720p(30fps)撮影ができる。標準カメラアプリは右下に撮影モードの切り替えが用意されている。


「ダブレット情報」の画面



「ストレージ容量」の画面



「詳細情報と仕様」の画面

OSはAndroid 14をベースにカスタマイズした「Xiaomi HyperOS」、チップセット(SoC)は4nmプロセス(Samsung LPE)製造のミッドハイレンジ向けQualcomm製「Snapdragon 7 Gen 2 Mobile Platform(オクタコアCPU)」、内蔵メモリー(RAM)は8GB、内蔵ストレージは256GBを搭載し、前述の通り外部メモリーは最大1.5GBまでのmicroSDXCに対応する。内蔵バッテリーは10000mAh、33W急速充電に対応。

携帯電話ネットワークには対応せず、Wi-Fiモデルのみとなる。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6)に、Bluetoothはバージョン5.2に、BluetoothのコーデックはAAC/LDAC/SBC/aptX/aptX-HD/aptx-adaptiveに対応する。


手に持った正面



手に持った背面

厚みが約7.52mmとスリムなため、手に持った際も薄いと感じることができる。また背面には4つの独立したスピーカーを搭載しており、Dolby Atmosにも対応。ディスプレイではDolby Visionに対応しているため、映像と音だけでいうとこれはもうDolby Cinemaと言っても過言ではない。Bluetoothのコーデックもハイレゾ対応しているが、実は3.5mmイヤホンジャックも搭載しているため、動画コンテンツや映像コンテンツも存分に楽しむことができるだろう。最後にタッチアンドトライで基本操作などを試した動画を紹介する。


S-MAX:POCOシリーズ初のタブレットが登場!12.1インチの「POCO Pad」をチェック【ファーストインプレッション】


記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)


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