左足SBとCBでプレーをした冨安健洋【写真:Getty Images】

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冨安はエバートン戦に先発出場

 イングランド1部プレミアリーグの今季最終戦が5月19日に行われ、2位アーセナルはエバートンと対戦。

 日本代表DF冨安健洋は、同点弾を決めて逆転勝利に貢献した。中国でも、冨安の一撃に対する反応が多く寄せられている。

 首位マンチェスター・シティを勝ち点2差で追い、逆転優勝を狙う2位アーセナルはエバートンに先制されるが、前半43分に冨安が見事な同点弾を決めて同点に追い付いた。この得点が、最終的に2-1の逆転勝利につながった。

 シティもウェストハムに3-1で勝利したため、アーセナルの優勝はならなかったが、逆転優勝に望みをつないだ冨安の同点弾は多くのファンの印象に残った。

 中国版X(旧ツイッター)の「微博(Weibo)」の、アーセナルオフィシャルアカウントの投稿には、「素晴らしい!」「先制されて泣きそうだったが、冨安のゴールで慰められた!」と中国人ファンから称賛の言葉が寄せられた。

 また、あるファンは「アーセナルは負けた何試合で左サイドバックに(ウクライナ代表MFオレクサンドル・)ジンチェンコでなく、冨安を起用していれば良かった」と悔いるファンの声もあった。

 実際、今季アーセナルはリーグ戦で5敗を喫したが、そのうち第11節ニューカッスル戦(0-1)のみ冨安が先発。第16節アストン・ビラ戦(0-1)、第19節ウェストハム戦(0-2)、第33節アストン・ビラ戦(0-2)の左サイドバックはジンチェンコ、第20節フルハム戦(1-2)はポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルが起用されていた。サッカーにたら・ればは禁物だが、アーセナルファンの悔やむ気持ちは理解できるところだろう。惜しくも優勝は逃したが、冨安は大きく評価を高めたシーズンだったと言えよう。(FOOTBALL ZONE編集部)