アーセナル冨安は「ものすごく人気」 シーズン採点で安定感を英評価「堅実なパフォーマンス」
最終節では同点ゴールをマーク
イングランド1部アーセナルは2023-24シーズンのプレミアリーグで勝ち点89を積み上げ、2年連続で2位フィニッシュとなった。
日本代表DF冨安健洋は最終節のエバートン戦で優勝の望みをつなぐゴールを決めるなど、今季は22試合の出場で2得点だった。英メディアは今季を総括し、「求められるたび常に堅実なパフォーマンスを見せる」と冨安を評価した。
4連覇を果たしたマンチェスター・シティの牙城を崩すことはできなかったアーセナルだが、タイトルを争うのに相応しい強さを示した。4位に躍進したアストン・ビラには2敗を喫したものの、王者シティやリバプール、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、トッテナムのビッグ6相手には計6勝4分と無敗でシーズンを終えた。91得点はシティ(96得点)に次ぐリーグ2位。そして29失点はシティ(34)を抑えてリーグナンバーワンだ。
そのなかで、冨安は今季もふくらはぎの負傷による長期離脱があったが、最後は5試合連続で左サイドバックとして先発起用されるなど指揮官からの信頼を手にし、堅守に大きく貢献した。最終戦のエバートン戦(2-1)では優勝の望みをつなぐ同点ゴールをマークし、さらにDFガブリエウ・マガリャンイスの負傷を受けて途中からセンターバックでプレーするなど万能性の高さも示した。
英メディア「Squawka」は全選手のシーズンを通してのパフォーマンスを10点満点で採点。離脱期間が長かった冨安は6点にとどまったが、安定感のあるプレーについては高く評価されていた。
「トミヤスは相変わらずものすごく人気があり、常に全力を尽くし、求められるたび常に堅実なパフォーマンスだった。今季もケガに苦しめられたが、この日本代表は2-1で勝利した最終節のエバートン戦でゴールを決め、素晴らしい瞬間を迎えた」
最終ラインを幅広くカバーし、流れの中で中盤まで上がってプレーする役割も板についてきた冨安。コンディションの不安こそ拭いきれていないが、ミケル・アルテタ監督にとって不可欠な存在としてさらなる活躍が期待したい。(FOOTBALL ZONE編集部)