新型「iPad Pro」の有機EL画面、青の再現で不具合が発生
ついに発売が開始された「新型iPad Pro」ですが、海外からは「青の表示がおかしい」との気になる報告が寄せられています。
新型iPad Proでは、iPadシリーズとして初めて有機EL方式の「Ultra Retina XDR」ディスプレイを搭載。最先端のタンデムOLEDテクノロジーにより、高い精度、色を実現したとうたっています。画面の明るさはHDRコンテンツで1000ニトのフルスクリーン輝度、HDRでは1600ニトのピーク輝度に対応。上位モデルでは、反射防止加工の「Nano-textureガラス」が選択可能です。
海外テックサイトのiMoreによれば、「HDRハイライトではネイビーやインディゴを含む、特定の青の色合いが、画面上ではほとんど白に見えるほど白飛びしている」とのこと。さらに、「ネイビーのシャツを着ている人を見ると、表面に張られた蜘蛛の巣のように、シワが光って見える。あるいは、その上で変化する真っ黒な塊のようにも見える」とも述べており、かなり気になる現象のようです。
ただし、iMoreは今回の現象について「画像処理エンジンがそのゾーンのハイライトの描写で混乱しているようだ」と指摘しています。さらに、アップルもこの問題を認識しており、ソフトウェアの修正に取り組んでいることが伝えられています。
というわけで、新型iPad Proのハードウェアではなくソフトウェアが原因だった今回の問題。もしお手持ちの新型iPad Proで同様の現象に遭遇したら、ソフトウェアアップデートを待ってみても良さそうです。
Source: 9to5Mac