「好きになった人があなただったんだ」透(永瀬廉)の一途な恋心に「ピュアなだけに余計しんどい」<東京タワー>
永瀬廉を主演に迎え、江國香織の伝説の恋愛小説を日本で初めて連続ドラマ化した『東京タワー』。
4月27日(土)に放送された第2話では、45歳の世界的建築家・浅野詩史(板谷由夏)に恋をした21歳の小島透(永瀬廉)が、年の差に思い悩む場面が描かれた。それでも一途に詩史を想う姿が視聴者の心を掴んでいる。
◆年の差を実感する透が切ない…
詩史と運命的な出会いを果たし、夜を共に過ごした透。
ある日、透が母の小島陽子(YOU)に誘われて写真展を訪れると、そこで詩史と再会。陽子と詩史は知り合いで、透はとっさに「はじめまして」と初対面を装う。
すると陽子は「2人は初めてじゃないでしょ」といい、透が小さい頃ピアノの発表会に出たとき詩史が見に来ていたと明かした。
陽子は詩史とは15年ほどの付き合いとのことで、透は「そんなに前から友達…」と衝撃を受ける。
さらに、透は写真展で15年前に詩史がモデルを務めた写真を見つけ、「僕が子どもだった頃、彼女はもう大人だったんだ。写真は現実的で、残酷だ」と年の差を突きつけられた。
写真展から帰った透は、「もし彼女と僕の関係を知ったら母は…」と思い悩む。
しかし物語の後半では夫との約束があるという詩史を後ろから抱きしめ、「僕はあなたが年上だから好きになったんじゃない。好きになった人があなただったんだ」と自分の想いを伝えた。
◆年下の青年視点で描く不倫が新鮮
恋を知らない青年が20歳以上も年上の女性と“許されざる恋”に溺れていく様を描く同ドラマ。不倫を題材に扱う作品はドロドロとしたイメージを持ちがちだが、『東京タワー』では夫がいる詩史ではなく透視点で話が進むためか、新鮮な印象を抱く視聴者も少なくないよう。
詩史に対してただただ真っ直ぐな感情を向ける年下の青年・透に、ネット上では「ピュアなだけに余計しんどい」「愛してはいけない相手だけど、大好きなんだろうなぁって」と切なくなる視聴者が続出。
また、透の目線で描かれるストーリーに「透視点だからさらに美しく儚げ」「透目線の純粋に詩史さんのことを思う若さゆえの真っ直ぐさがメインなのが成功してると思う」といった声が寄せられている。