“あぶ刑事”8年ぶりの劇場版!

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 映画『帰ってきた あぶない刑事』(5月24日公開)完成披露舞台あいさつが3日、“あぶ刑事”の聖地・ヨコハマにある横浜ブルク13で行われ、舘ひろし(74)、柴田恭兵(72)、浅野温子(63)、仲村トオル(58)、土屋太鳳(29)、吉瀬美智子(49)、西野七瀬(29)、原廣利監督(37)が登壇。昭和、平成、令和と長く続くシリーズで変わらずダンディー&セクシーで魅了する舘と柴田に大歓声が上がっていた。

 本作は、1986年にテレビドラマシリーズとして始まった「あぶない刑事」の8年ぶりとなる劇場版。前作で刑事を引退し、ニュージーランドで探偵をしていたタカ(舘)とユージ(柴田)が、現地でトラブルを起こして8年ぶりにヨコハマに戻ってきて「T&Y探偵事務所」を立ち上げたが、突然現れた謎の女性・彩夏(土屋)から「母親を探してほしい」と依頼を受けたことから起こる騒動を描く。

 本作で初めて『あぶ刑事』シリーズに参戦した土屋、吉瀬、西野は、いつまでも変わらずにダンディー&セクシーな舘や柴田に魅了され続けた現場だったという。なかでもタカとユージの前に突如姿を現す謎の美女ステラ・リーを演じた吉瀬は、舘にバックハグされるシーンがある。

 吉瀬は「若い時から観ていたお二人だったので、目の前で何を喋っていいのか最初はわからなかった」と緊張していたというが「そんなイケメン、イケオジにバックハグされちゃうんです」と告白。そのシーンの撮影の際、吉瀬は「一生懸命香水をつけて鷹山さんに好きになってもらおうと色気を振りまいて臨みました」と明かすと「本当にキュンとなるんです」と乙女の表情を見せていた。

 すると舘は「あの芝居にすべてをかけました」と笑うと、吉瀬から「とにかく色気がすごいのですが、どうやったらあんなに色気を保つことができるんですか?」と質問される。舘はすかさず「年中、女性のことしか考えていないんですよ」と、さらりとジョークを飛ばし会場からは大歓声が上がっていた。

 また本作のメガホンを取った原監督の父親は、ドラマ版「あぶない刑事」の演出を務めた原隆仁。親子二代での“あぶ刑事”参戦となるが「あまり(父親のことを)意識したことはなかったのですが、これだけ歴史ある作品なので、ファンを裏切ってはいけないと、とにかく必死だったのは間違いないです」と語ると、「一方で『あぶない刑事』を知らない世代の人にも知ってもらえればいいなという思いもありました」と広く作品を楽しんでもらいたいという思いで監督を務めたことを明かした。

 舘が「『あぶない刑事』が帰ってきました」と客席に呼びかけると「おかえり!」というレスポンスが。柴田は「絶対ヒットします! 素敵な映画ができました」と自信をのぞかせていた。(磯部正和)