今回紹介するニコニコ動画は、人生ゲームを題材としたWii用ソフト『人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地ネタ増量仕上げ』を40分19秒で完走したRTA動画。

 本作のRTAは先駆者がいなかったため、投稿者のマガじいさんは「わいわいモード」を最終戦績1位でクリアするレギュレーションを独自に作り上げ、CPU1人と走者1人の計2人で人生ゲームをプレイすることに。
 本作ではオーソドックスな人生ゲームで割り振られるようなマスがいくつも実装されているものの、マガじいさんによれば「ある2種類のマスを除いてすべてどうでもいいです」とのこと。

 ゲーム序盤のマップを進むマガじいさんは最速で就職を選び、大学生活のマップをスキップさせていく。そして、給料の高さだけを重視して政治家を選んだ結果、高校卒業後に即政治家となる現実の日本ではあり得ない人生を歩むことになってしまう。本作では就職時に制限がなく、ただ選ぶだけでどんな勤め先にでも就職可能なため、年収の高さだけで職業を選ぶことになるそうだ。

 就職後のマップでは、結婚や子育てがゲームとして表現された「婚活マス」が出現。これはマガじいさんが気にしていたマスのひとつで、もしもCPUの子どもが生まれると子育てマップに移行してしまうため、非常に長いタイムロスとなってしまうとのこと。RTA的には、結婚や子育てはタイムロスであり、なるべく未婚のままで人生ゲームを走りきることがタイム短縮に直結するようだ。

 そこで本動画においてマガじいさんはタイム短縮のため、最終学歴が高校卒業の政治家となって独身のまま生涯を終えるプレイングを披露。一方、CPUは婚活マスを踏んでしまい、マガじいさんがヒヤヒヤする場面がありつつも、プロポーズ自体は失敗。
 ところがその後に何度もCPUが婚活マスを踏み抜いてしまうため、CPUのプロポーズ失敗を何度も祈り続ける異様な展開がくり広げられていく。