かつてリバプールで活躍したルーカス・レイバと遠藤航【写真:Getty Images】

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遠藤は大きな活躍を遂げている

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は堅実なパフォーマンスで信頼をつかみ取り、今やチームに欠かせないレギュラー選手となった。

 現地メディアは遠藤にかつてリバプールで活躍した中盤の名手の姿を重ねて称賛している。

 今季リバプールに加入した遠藤はここまで公式戦30試合に出場して2得点。加入当初こそ出番は限定的だったが、負傷者も多かった昨年末から先発の機会を増やしてレギュラーに定着した。今季のベスト補強に推す声も上がるなど、現地で急激に評価を高めている。

 リバプール専門メディア「Liverpool.com」は「ユルゲン・クロップはリバプールに新たなルーカス・レイバを残す」と遠藤について報じた。

「今、この日本代表は彼の母国でそうであるように、リバプールでも人気者となっている。そしてレッズでも最も人気だった選手と比較されている。それは2017年にラツィオに移籍するまで、5人の異なる監督の下で成功を収めた守備的MF、ルーカス・レイバだ。彼は10年間でプレミアリーグに247試合に出場。強力な守備的MFに成長し、晩年に最高の活躍を披露した」

 同メディアは「ルーカスはアンフィールド時代に遠藤と似たスタイルで活躍した。一貫した予測能力は明らかで、デュエルにも臆することのないアグレッシブさがあった。遠藤もその点で際立っている」と元ブラジル代表MFと、現日本代表キャプテンの共通点を挙げていた。

 30歳でリバプールに加入し、プレミアリーグ初挑戦となった遠藤。加入1年目からクラブのレジェンドと比較されるほどのパフォーマンスで評価を確立していた。(FOOTBALL ZONE編集部)