プラス・マイナスの兼光タカシ(左)と岩橋良昌

 2月22日、吉本興業が、お笑いコンビ「プラス・マイナス」の岩橋良昌と契約を解消することを発表した。

 この前日の21日、岩橋は自身のXで《もう嫌だ》《俺は自由に生きる》《吉本、芸人辞めます お疲れ様でした。》《プラスマイナスも解散です どうか兼光を応援してあげて下さい》と連投し、吉本興業からの退所・コンビ解散を宣言していた。

 芸歴21年めのベテランで、漫才の実力は折り紙つきだ。結成16年め以上限定の漫才賞レース「THE SECOND」の本戦トーナメントにも出場が決まっていただけに、《考え直してくれ》というファンの悲鳴も多く聞こえていたが、残念な結果となってしまった。

 公式サイトでは、契約解消に至った経緯について、こうつづられている。

《岩橋はX(旧Twitter)等のSNSにおいて、関係者の名誉を毀損する不適切な投稿行為や配信が認められたことから、当社はマネジメント会社として、その都度面談のうえで注意指導を繰り返し実施してまいりました。

 当初は2月21日にも岩橋と面談いたしましたが、その直後に当社からの注意、要請に反する投稿を行うに至ったことから、これ以上のマネジメント契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました》

 プラス・マイナスはコンビを解散し、相方である兼光タカシはピン芸人として活動していくという。ネット上では、岩橋の精神状態への心配とともに、突如相方を失うことになった兼光への同情の声があふれている。

《正直兼光さんが一番気の毒 ガーシーみたいに失うものがないなら好きなだけ暴走すればいいけど、兼光さんだって養ってるご家族がいるし TheSecondで優勝して芸人としてさらに飛躍したいと思ってただろうにそれが突然ピン芸人になっちゃって本当に困惑してると思う》

《結成20年近くで 勢いで吉本辞めや!芸人辞めや!コンビ解散や!じゃ たまらないよね 兼光さん》

プラスマイナスの漫才が好きだったからとにかく悔しい 兼光さん可哀想》

 兼光は2021年11月に一般女性と結婚しており、2023年8月のイベントでは、都内に新居を建てたことを報告。岩橋から「1億3000万円です。78歳までローンがあります」とツッコまれ、「そんなにしないです。ちょっと下です」と返していた。「オール巨人師匠(71)の背中を見てると……。このときでもまだ(ローンは)終わってないんですよね」とも語っている。

 兼光は現在45歳。まだ33年のローンが残っている状況だ。胸中はいかばかりか。