情熱的なキスの後、手を繋いでA子さんが泊まるビジネスホテルへ

 2月20日、東京都立大学は、同日付で64歳の人文社会学部の男性教授に「戒告」処分を下した。

 処分の事由は、《調査研究の一環として、他大学に通う20歳の学生に対し、令和5年12月にラブホテルなどにおいて、取材をするとともに、その返礼としての相談に乗るなどの不適切な行動をとった》こと。

 さらに、《令和6年1月8日に週刊誌上で、本学教員の肩書が付された上で、不貞行為があったものと推認されるような報道がなされた結果、大学に苦情が寄せられるなど法人の信用を失墜させる事態となった》と綴られている。

 同大学を運営し、この処分を発表した東京都公立大学法人に問い合わせたところ、「氏名の公表はしておりません」とのことだったが、これは明らかに宮台真司氏に下された処分だ。

 処分事由にあるとおり、本誌は1月8日、宮台氏と地方の国立大学に通う20歳(当時)のA子さんの “夫婦同然” の親密ぶりについて報じている。A子さんは、“熱心な宮台ファン” として知られていた――。

 2023年12月17日、東京・大井町のホールで、トークライブをおこなった宮台氏。真正面、最前列の席でライブを鑑賞したA子さんは、閉幕後に合流。2人はホールの入るビルの周囲を徒歩で2周してから、地下駐車場の車に乗り込んだ。車は大井町から新宿方面へ向かった後、突然Uターンし、目黒川沿いの駐車場に入った。

 車を停めて緊張が和らいだのか、A子さんが甘えるように、宮台氏の首に手を回して唇を重ねる。その後もキスを続けた2人の首は、何かを飲み込むように情熱的に動いていた。

 その後、手をつないで高級スーパーに立ち寄って寿司を購入すると、18時半ごろ、2人はA子さんの泊まるビジネスホテルへと入っていった。A子さんが部屋を片づけていたのか、しばらく廊下で待機していた宮台氏。その姿が部屋へと消え、再び一人で出てきたのは、それから3時間後だった。

 翌18日、宮台氏とA子さんは、がん研有明病院へ。宮台氏は膵臓がんステージ0と診断されたことを公表している。20歳下の夫人との間に、17歳の長女と14歳の次女、10歳の長男がいる宮台氏だが、その手を握りしめる女性は、家族ではなくA子さんだった。

 当初、宮台氏は病院の地下駐車場のエレベーターに近い場所に車を停めていたが、本誌は12時半に、目立たない奥まった一角へと車を移動させ、エンジンを切った状態で2人で過ごしているのを目撃。

 その後は、窓ガラスが真っ白に曇り、後部座席のドアを少し開け、車内を換気していた。密室の車内で、2人は何をしていたのだろうか。ようやく車は、13時45分に発進した。

 14時、宮台氏は渋谷の神泉駅付近に車を停めると、2人は自然と手をつないで円山町方面へ。途中のキッチンカーで購入したケバブ丼を手に、じゃれ合うように円山町のラブホテルへ。2時間3000円という、界隈でもリーズナブルな一軒だ。

 ビジネスホテルに2人で入ったことについて、当時、宮台氏は本誌にこう答えている。

《「進路選択についての相談」と、「幼少期の家族関係に由来する人間関係についての願望水準低下を、どう克服するかの相談」などに、乗っていました》

 また翌日、病院の駐車場で何をしていたのか、なぜラブホテルに入ったのかについては、

《それぞれの相談についての映画(『さらば青春の日』などの古典的な作品群)を用意して、タブレットで観てもらいながら相談に乗ったので、相応の時間を要しました。

 病棟から出た後、車内で加湿しながらそれを続け、車内に居つづけるのが窮屈になったので、ホテルに場所を移動したという経緯です》

 と説明。そして2人の関係については、こう回答している。

《プライベートな相談に乗ることもありましたが、むしろ最近の高校生の性愛事情に関して、本人や周囲の友人たちの行動や心理を細かく取材していました。総じて、いわゆる男女関係は一切ありませんでしたが(中略)互いを信頼し合う関係にはありました》

 かつて「終わりなき日常を生きろ」と提唱し、一世を風靡した宮台氏。A子さんとの “終わりなきドライブ” を楽しんだが、大学側は事態を重く受け止めたようだ。