そして、「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」と表現される桁外れの構想力、実行力を併せ持ち、そのプロデュース力で農民から天下人まで上り詰めた空前の成り上がり者、本作では財務大臣として国家の財布を握り、驚愕の政策を打ち出す豊臣秀吉を演じたのは、竹中直人。お笑い芸人としてデビュー後、俳優、映画監督など次々に才能を発揮し、数多くの作品に出演。独特の存在感を放ち、シリアスからコメディまで幅広い役柄を演じる竹中。これまでにNHK大河ドラマ『秀吉』(1996年)、『軍師官兵衛』(2014年)などで秀吉役を演じ、“日本一豊臣秀吉役が似合う俳優”と称されるほど。

作品としては5作目の秀吉役について「オファーをいただいたときは『また秀吉!?』と思いましたね(笑)これまで様々な作品で演じているので不思議な感じです」とコメントを寄せている。武内監督作品でドイツ人指揮者、神奈川県知事を演じきった竹中の磨き抜かれた新たな秀吉が、全国民の心を掴み、導く。

家康総理を支えるのは、戦国時代のまさかのライバル!? 果たして、あらゆる時代の荒波をくぐり抜けてきた“偉人ジャーズ”は現代日本を救えるのか。紫式部、聖徳太子、北条政子、徳川吉宗、徳川綱吉、足利義満など、まだまだ人気の偉人も続々登場する。

■GACKT コメント
信長を演じるにあたって、普段よりも低いトーンで渋く話し、第六天魔王としての強さ、そして神経質で他を寄せ付けない威圧的な空気感を表現することを特に意識しました。そんな役作りもあり撮影中は他の出演者のみなさんと仲良くなったらいけないのではないかと思いながら過ごしていたので、感じが悪く見えていたのかもしれません(笑)
武内監督からは「日本で一番かっこいい織田信長を演じてほしい」と撮影当初に言われ、正直、そこは問題ないかなと。(笑)武内監督は一言で表すと“人間おもちゃ箱”。頭の中に完成形が描かれていて、その世界観にボクらが近づいていく。最初は意図が分からないこともあったけど、出来上がった作品を見ると、セリフの強さ、テンポと歯切れのよさ、シーンの強さのバランスが取れているんです。まさに天才です。
テーマ的にもこの作品が日本の明るい未来へとつながる一歩になればとても嬉しいです。
皆さんに御覧いただき、それぞれの心に届くことを願っています。

■竹中直人 コメント
豊臣秀吉役を演じるのは映画やドラマの作品としては5作目なので、オファーをいただいたときは、「また秀吉!?」と思いましたね(笑)これまでドラマなどでも演じているので不思議な感じです。
初めてご一緒した『のだめカンタービレ』のほか、大ヒット作品を数多く手掛けられている武内監督は溢れんばかりのエネルギーをお持ちのパワフルな方なのでとても頼もしい存在です。
そして撮影は笑っちゃうくらい大御所の方々が勢揃い(笑)一瞬たりとも息を抜けないなぁ…なんて思っていました(笑)野村萬斎さん演じる徳川家康、GACKTさん演じる織田信長、そして僕演じる豊臣秀吉。
この3人が揃ってもう大騒ぎ。本編では僕が演じる秀吉らしい“あるもの”を披露します。
ぜひお楽しみにしてください。

■監督・武内英樹 コメント
戦国三英傑に相応しい、まさに理想のキャスティングが実現したと思います。
GACKTさんには信長を演じるにあたって、心情がわからない、ある意味で妖艶な雰囲気を持つ“日本で一番かっこいい信長”をお願いしたのですが、本気でかっこいい。信長は乗馬シーンなど絵になる魅せ場のシーンが多くミステリアスで狂気のオーラを纏った姿に見惚れてしまいましたね。