イーロン・マスク氏による買収以前に導入されていたTwitter(X)の「NFT」設定が削除されたことがわかりました。

X removes support for NFT profile pictures | TechCrunch

https://techcrunch.com/2024/01/10/x-removes-support-for-nft-profile-pictures/

旧Twitterは2022年1月、有料会員サービス「Twitter Blue」向けに、プロフィールにNFT画像を設定できる機能を追加しました。当時はNFTが一部で流行していて、TwitterだけでなくFacebookやInstagramでもNFTを導入する動きが見られており、TwitterのNFT導入もNFT愛好家から歓迎されていました。

TwitterがNFTをプロフィール画像に設定する機能をテスト中、Twitter Blueで一足先に利用可能に - GIGAZINE



Twitterの運営権がマスク氏に引き継がれてからも、NFT画像を売買できる「NFT Tweet Tiles」などがテストされるなど引き続きNFTへの取り組みが行われてきたのですが、2024年に入り、NFTに関する記述がすべて削除されたことがわかりました。以前NFT画像を設定したユーザーはNFT画像であることを示す六角形アイコンが表示されていましたが、記事作成時点で円形になっているようです。





マスク氏により「X」へと名称が変更されたTwitterは、マスク氏の意向の下、SNSだけではない「万能アプリ」を目指した改革が進められており、その第一歩として金融取引サービスの追加が目下推し進められています。2023年12月にはアメリカの複数の州において送金サービス事業者としてのライセンスを取得し始めていて、2024年内にも送金サービスを開始する可能性があると伝えられています。

X(旧Twitter)が金融プラットフォーム化に向けて送金サービスのライセンスを複数の州で取得 - GIGAZINE



Xが2024年1月9日に発表した新年の抱負によると、2024年はXにとって「変革の年」となり、人工知能を通じたユーザー体験・広告体験の強化や、ピアツーピア決済の開始、新たな商取引の提供など、さまざまな機能を導入する予定だとのことです。