“いま”の生活様式にマッチする身近なアイテムのトレンドを予想。今回は男性美容研究家の藤村 岳さんに2024年のメンズメイクのトレンドについて聞いてみた。

※こちらは「GetNavi」 2024年2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

 


男性美容研究家・藤村 岳

生活総合情報サイト「All About」のメンズコスメガイド。男性美容のパイオニアとして、メディア出演や書籍執筆など幅広く活動する。

 

「肌の上で光を調合する」という発想で素肌に近い自然な透明感を実現

コスメデコルテ
ルース パウダー
6050円 2024年1月発売

「肌の上で光を調合する」新発想のルースパウダー。反射・透過・散乱といった光の特性を生かし、毛穴・色ムラ・くすみをカバーして内側から輝くような透明感を引き出す。5種の質感と9種のカラバリを用意。

↑パフはヒアルロン酸入りで、ふっくらとした肌触り。微細なパウダーをムラなく馴染ませる
↑「ツヤ」「セミツヤ」「シースルーマット」など5つの質感をラインナップ。好みや理想の肌印象で選べる

 

【ヒットアナリティクス】素肌感を残しつつ理想のキレイに仕上がる

「従来のパウダーは粉っぽさがあり、いかにも『メイクしました』という印象でしたが、コレは粉体技術が素晴らしく理想の仕上がりを選べます。抑えたい人はシースルーマット、ツヤを出したい人はシルキーツヤをチョイス」(藤村さん)

先進技術:4 顧客ニーズ:5 市場の将来性:4 独自性:4 コスパ:3

 

ムースのような軽いテクスチャーで自然にぼかして透明ツヤ肌を叶える


アイエム
カラーレタッチ
CCムース ファンデーション
2970円 2024年2月発売(美容室専売品)

気泡を含んだムース剤型が肌のあらをぼかし、キレイな素肌を演出。美容液を73%配合し、化粧水後のスキンケア感覚でも使える。カラバリは「ルーセントホワイト」「スキニーベージュ」「リーフィグリーン」の3種展開。SPF50+/PA++++。

 

【ヒットアナリティクス】かる〜くカバーできてメイク初心者にも最適

「ヘアスタイリング剤のようなムース状で、ムラなく伸ばしやすいのでリキッドタイプよりも初心者向け。特に赤みを抑えるグリーンは男性でも使いやすいです。ふわりと軽く、カバーしすぎないので厚塗り感を抑えられます」(藤村さん)

先進技術:4 顧客ニーズ:4 市場の将来性:3 独自性:4 コスパ:3

 

自然な色気を演出するルースパウダーや極軽ムースファンデが微メイク男子にヒット

メンズメイクは二極化します。韓流のように白く輝く肌づくりとカラーを取り入れた「バッチリメイク」と、30代以降でビジネスシーンでも違和感がない「バレないメイク」。メンズメイクをしている人はコロナ禍以降に増加、全年代で関心度が上昇しています。いまや地方と都市部での地域差もほとんどありません。

 

「バレないメイク」で肌印象アップを狙うなら、男性用のBBクリームやファンデではなく、女性がメイクの仕上げに使うルースパウダーをはたけば、自然な色気のある見た目が完成。女性のようなツヤはテカリと見られてしまうので、シースルーマットがオススメです。ムース状のファンデも薄づきでバレにくいですよ。