ブルンジのエバリスト・ヌダイシミイエ大統領。第78回国連総会で(2023年9月21日撮影)。(c)TIMOTHY A. CLARY / AFP

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【AFP=時事】アフリカ中部ブルンジのエバリスト・ヌダイシミイエ(Evariste Ndayishimiye)大統領は29日、同性カップルを公開の石打ち刑に処すべきだとして同性愛者を激しく非難し、欧米諸国についても、同性愛者の権利を認めなければ支援を打ち切ると圧力を掛けていると批判した。

 ブルンジはキリスト教徒が多数派を占める保守的な国。2009年に同性愛を犯罪化し、合意に基づく同性愛行為に2年以下の禁錮刑を科している。

 カトリック教徒のヌダイシミイエ氏は、同性婚を「忌まわしい慣習」と主張。

 同国メディアが中継した公開イベントの質疑応答で、「個人的には、ブルンジでこの種の人物(同性カップル)を見掛けたら、スタジアムに放り込んで石打ちにするべきだと思う。そうしても罪にはならない」と答えた。

 さらに、欧米諸国が弱小国に対し、同性婚を認めなければ支援を打ち切ると圧力を掛けていると非難。「支援は続けさせる」と繰り返し訴えた。

 また、国外在住のブルンジ人で「悪魔を選んだ」同性愛者については、帰国しない方がいいと主張した。

 東アフリカでは多くの国が同性愛を違法化。主に保守的なイスラム教徒やキリスト教徒の働き掛けで、同性愛者を抑圧して汚名を着せている。

【翻訳編集】AFPBB News

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