NY市民が嘆き「最悪だ」…大谷翔平の争奪戦から撤退 既に去った大物が残す負の遺産
米記者がレンジャーズ、レッドソックス、メッツの3球団の撤退を伝えた
エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手の争奪戦について、獲得候補だったレンジャーズ、レッドソックス、メッツの3球団が撤退することになったと米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が伝えた。これにはメッツファンから落胆の声が相次いだ。
地元放送局「SNY」がパッサン記者の報道に言及すると「驚きゃしないが、それでも残念だよ」「これは最悪だ」「わかりきっていたけど、それでもちょっぴり悲しい」「オオタニが来ないのはわかっていたし、メッツがトライしたのは喜ばしい。だが、彼がメッツの選手にならないということに、悲しみを覚えずにはいられない」といった反応があった。
また「問題ないよ。とにかくヤマモトを獲るためにできること全部やってくれ」「オオタニが他球団と契約する前にヤマモトを確保できれば、素晴らしいね」「メッツは彼とどっちみち契約することはなかったよ。しかしながら、ヤマモトと契約する」と、オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸投手獲りを熱望するファンが多かった。
大富豪のオーナー、スティーブ・コーエン氏を擁するメッツは、5億ドル(約734億円)超の契約金を払う能力は残っていたとされる。今夏のトレード期限でジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザーの両エースを放出。トレードが決定してから今季残りの年俸に加え、来季以降もこの2選手への支払いを残している。バーランダーの2025年契約オプション次第で変動はするものの、その額は最低でも7000万ドル(約102億円)を超えるとされている。
米メディア「NJ.com」はシャーザーとバーランダーの契約が“反面教師”となったのではないかと指摘。「メッツはヤマモト獲りに引き続き参戦していく。それがオオタニ争奪戦から撤退の別の理由を示しているのかもしれない」と分析した。(Full-Count編集部)