「翔んで埼玉」プロモーションでテレビ出演に大忙し…GACKT「あの仮想通貨」詐欺まがい騒動のコンプライアンス問題

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 そういえば、メディアでGACKTが「再解禁」になったのは、いつからだったのか――。

 振り返れば2017年、GACKTが広告塔を担っていたことで知られる仮想通貨「スピンドルコイン」。いわゆる「ガクトコイン」は金融商品取引業者としての実態が問題視され、その悪質性とともに、詐欺まがいとの指摘も出た。ファンイベントで、GACKTは「1000万円が2億になった」と投資を煽った。そして2018年に世界の仮想通貨取引所に上場されると、一気に大暴落。これが海外なら、GACKTは逮捕されていてもおかしくない、とまで…。その後、GACKTはこのプロジェクトからフェードアウトした。

 体調不良による長期休養を経て、現在のGACKTはテレビやメディアに頻繁に登場。映画「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛を込めて〜」のプロモーションのため、獅子奮迅の活躍を見せている。テレビ関係者が言う。

「日本のメディアコンプライアンスはとても緩いので、旧ジャニーズ問題しかり、これは海外だったらテレビには一切出られないだろうという案件でも、何事もなかったかのように復活させてしまいます。確かにGACKTは弁が立ち、トーク番組でもその話が面白い。引く手あまたなのはわかりますが…」

 映画で揶揄される埼玉県民のような寛容さを持てば大丈夫…ということなのか。

(小津うゆ)