キス・アンド・クライでの“花織劇場”が話題だ。

 

フィギュアスケート世界選手権2連覇中の坂本花織は、10月27日〜29日に開催されたグランプリ(GP)シリーズ第2戦カナダ大会の女子シングルで優勝。ショートプログラム(SP)で首位スタートを切ると、フリースケーティング(FS)でもトップの151.00点をマークし、合計226.13点でGPシリーズ通算4勝目を挙げた。


2位に約25点差をつけるなど、今季GPシリーズ初戦から圧倒的な力を見せた坂本。同大会では、得点を待つキス・アンド・クライでのリアクションにも注目が寄せられている。

 

まずSPの演技を終えた坂本は、キス・アンド・クライでスコーンのクッションを手にすると、パクパクと食べるような素振りを披露。中野園子コーチに止められている様子もカメラに捉えられ、これを受けて大会公式X(旧ツイッター)は、実際の映像とともに、「ワールドクラスのユーモアを持つ世界女王だ」と反応を示していた。


また、翌日も寿司のぬいぐるみに対し、同じ仕草をとっている坂本だが、さらにFSの得点が表示されれば、今度は、絶叫しながら驚いたリアクション。カナダ公共放送『CBC』の五輪専門Xは、「カオリ・サカモトがキス・アンド・クライであなたの一日を明るくしてくれる」と綴っており、その天真爛漫な姿に思わず和まされたようだ。


氷上の華麗な演技だけでなく、持ち前の明るいキャラクターでも観るものを魅了した坂本。次戦は、11月17日〜19日開催の第5戦フィンランド大会だ。