清木場俊介、“唄い屋”だと改めて実感したツアーファイナルを映像化
撮影:TAKASHI KONUMA
清木場俊介が1日、LIVE DVD&Blu-ray『LIVE HOUSE TOUR 2023 GET BACK 2023.7.30 at Zepp Haneda』を受注生産限定(9月15日12:00〜受注開始)で発売することがわかった。本作では、ツアーファイナルの東京・Zepp Haneda公演を映像化。Wアンコールを含む全17曲、余すことなく収録する。DVD&Blu-rayに収録される7月30日の模様を以下にレポートする。
清木場俊介の4年ぶりとなるライブハウスツアー「LIVE HOUSE TOUR 2023 GET BACK」が7月30日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)にてファイナルを迎えた。ライブハウスを巡る全5公演で構成された全国ツアーは、毎夜熱いパフォーマンスで全国各地の仲間(清木場俊介ファンの呼称)を魅了してきた。今回は、ツアーの映像作品リリース決定を記念し、とびきり熱いツアーファイナルの模様をお届けしていく。
定刻よりも少し早く、会場内では彼の登場を待ちわびる仲間たちの“清木場コール”が響いていた。マスク着用の義務から解放された歓声はより一層熱を帯びる。
興奮に揺れる歓声。1曲目は、『JACKROSE』からスタート。早々に迫る姿は一瞬にして会場内を飲み込み、オーディエンスのテンションを引き上げる。3年のブランクをものともしない息の合ったコールアンドレスポンス。双方のパワーが会場内でぶつかり合っていた。
続けて『Pride』と、序盤からボルテージを引き上げるに相応しい2曲を披露。
溢れる仲間の声を浴びながら「久々の声出しやね、みんなのパワーに圧倒されています!」清木場は嬉しそうな表情を見せると、「今日は長いよ、6時間半くらいやるつもりでいるからね!…じゃあ、次で最後の曲になります(笑)」とおどけて、会場を沸かせた。
続いて演奏したのは『悲しきRock'n Roll』。さすが長年愛されてきた曲だけあってバンドの演奏には安定感がある。グルーヴも完璧。イントロで決まって拳をあげるアクションを当たり前にやってのけるファンが印象的であった。
「かなり懐かしい曲を」と前振ってスタートしたのは、ライブ演奏は約14年ぶりの『believe』。特徴的なシンガロングが響き渡る会場へ『ROLLING MY WAY』とコールアンドレスポンス楽曲が続き、さらに一体感を増していく。
観客が当たり前のように声を上げ、拳を上げる光景や開放感は、かつてのライブを取り戻したのだと確かに実感するものだった。
後半戦に突入し、畳みかけるように繰り出された楽曲群によって、多幸感に溢れた空間が出来上がる。観客の封を切ったように続くコールに圧倒され、思わず「すごいな…。」と清木場が曲中に声を漏らす場面も見られた。
『唄い人』では、恒例となる<僕は僕の唄いたい唄を唄う。><君は君のゆく道をゆけばいい。>のコールアンドレスポンスに、会場の隅々まではっきりと聞こえるほどのアカペラで応え、大きな拍手が送られた。
ラストスパートに向け、さらにギアを上げていく清木場は『FREEMAN』『昨日の君へ』と近年の定番曲も惜しみなく披露。ステージ上に設置された4面モニターには、旅の軌跡を辿るようなここまでの公演の写真が流れると、ラストナンバーの『JET』へと繋がっていく。タオルを回す笑顔の観客たちが映し出される演出が特に印象的であった。
本編を駆け抜けた清木場は笑顔でステージをあとにする。
割れんばかりの拍手と“清木場コール”に呼ばれ、再びステージへと現れた清木場は「(ライブを奪われた3年間を経て)このライブハウスツアーをやって改めて自分の職業は "唄い屋”なんだ、と実感しました。」と笑顔で口にした。
今ツアーのアンコールパートでは、ファン必見の夢のような企画を実施。企画は、選ばれた1名の名前を歌詞に入れて歌唱するというもの。清木場がその日その場で当選者を選び、即興で唄うというファンにはたまらない時間であった。企画内で清木場は、ライブハウスでは未演奏の『あのさ〜』を披露した。
ツアーの締め括りとして投下された『Truth』は、その気迫漲る唄声で、会場にいる観客を誰一人として置いていくことのない一体感と高揚感を最後まで増幅してみせた。
全5公演のツアーだったこともあり、清木場の希望から8月6日(日)にはオンラインにて打ち上げ配信を実施。そして、彼の口から来春からスタートするライブツアー開催が決定したことが告げられると、会場には歓びの声が沸き起こった。
清木場ライブ恒例のROCK最高!を前にし、清木場の「もう一曲やろうかな」という一言に、会場内には歓声とどよめきが渦巻く。ダブルアンコールとして、自身が持つバイクチームの名がついたロカビリーテイストの楽曲『CRAZYJET』を楽しげに唄い上げ、会場内の温度を最高潮に導いたまま、大きな余韻を残してツアーは幕を降ろした。【文:安藤夢見】作品情報■LIVE DVD&Blu-ray『LIVE HOUSE TOUR 2023 GET BACK 2023.7.30 at Zepp Haneda』【受注期間】2023年9月15日(金) 12:00〜9月28日(木) 23:59まで【価格】DVD:7,500円(税込)Blu-ray:8,500円(税込)【お届け予定】11月中旬ごろ★KIYOKIBA SHUNSUKE LIVE HOUSE TOUR 2023 GET BACK 特設サイトhttps://kiyokiba-2023getback.studio.site/セットリスト■KIYOKIBA SHUNSUKE LIVE HOUSE TOUR 2023 GET BACK2023年7月8日(土) Zepp Nagoya7月9日(日) Zepp Namba(Osaka)7月17日(月祝) Zepp Fukuoka7月23日(日) 広島CLUB QUATTRO7月30日(日) Zepp Haneda(Tokyo) ■セットリスト01.JACKROSE02.Pride03.悲しきRock'n Roll04.Fighting Man05.FLASHBACK06.believe07.ROLLING MY WAY08.ROCK★STAR09.JIM ROCK10.唄い人11.MY LIFE12.FREE MAN13.昨日の君へ14.JETEncore.01.あのさ〜02.Truth03.CRAZYJET